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『怒らない技術』 [☆☆]

・人生で一番シンプルな成功哲学とは、命と時間を大切にすることです。

・副交感神経を活性化するのにもうひとつ大切なのは、心のもち方です。強くすすめているのは、よく笑うことです。やはり深刻な顔をしているときは、交感神経が緊張状態になります。

・思った通りにいかないのが人生なんです。だから、いちいちイライラしたり、怒ったりするのは無駄です。

・人は結果から学ぶことはありません。人はプロセスからのみ学ぶ生き物なのです。

・知り合いが自慢げにこう言ったことがあります。「オレは議論をして負けたことがない。なぜなら勝つまで話すからだ」 それを聞いて私は、「この人とは話をしたくないな」と思いました。この人は議論の目的を勘違いしています。本来議論の目的は、Aという意見とBという意見を持ちより、Cという着地点を見出すことです。ところがこの人の場合、自分のAという意見を押し通すことだけ考えているのです。

・独自に形成されたネットワークの中で、同じ情報を二度聞くと、半信半疑だったこの情報を、「みんなが知っているから」と確信してしまうことがあります。

・腹が立ったり、不満が出てきたりするのは、仕方がありません。思ってしまうのだから、自分でも止められない。でも、口に出すか出さないかは、自分で決められます。そこに一線を画した方が、自分をコントロールできるような気がします。

・晴れたら喜ぼう。雨が降っても喜ぼう。何があっても喜ぼう。それが繁栄につながる。

・何を言っているんですか? そもそも人を動かそうと考えること自体チャンチャラおかしいですよ。上司というのは、部下が自ら動こうとする環境をつくることが大切なんです。

・車両事故のために電車が遅れて、そのせいで待ち合わせの時間に遅れてしまった。それは誰の責任でしょう? たしかに、車両事故を起こした責任は鉄道会社にありますが、その電車が遅れないと決め込んで、乗車したのはあなたですよね。つまり、遅刻をした責任はあなたにあります。

・問題が発生すると、いつも他人のせいにする人がいるでしょう。その人は、文句を言うばかりで、結局問題は何一つ解決していません。起こっている問題に対して、「原因を作ったのは私ではありません」と主張しているだけで、事態を前に進めようという発想で発言や行動をしていないのです。

・責任を他人に求めるのは簡単です。ですが他人に責任を求めても、問題は解決しないのです。自己責任という意識を徹底すると、当事者意識が芽生えてきます。

・私は「善」の心を養う自分への訓練として赤信号は渡らないと決めています。

・私はどんな株式でも、20%値を下げたら、迷わず売ると決めています。この方法の良いところは、最悪いくら損をするのかが、あらかじめわかっているということです。

・ほとんどの人が何を欲しいのかも、どこへ行くのかもわからないままに、なんとなく一日を過ごしてしまう。人生の計画よりも旅行の計画のほうによっぽどエネルギーを注いでしまっている。

・計画を立てるという作業には、まず、「やらなければならないことをあげる」、そして「それを整理し、順序よく並べる」という2つのフェーズがあるのです。

・できるだけ低い目標を立てたのです。たとえば、「脱いだ靴はそろえる」、「新聞を読んだら元に戻す」などです。

・小さな雑用を毎日積極的に片付けていると、その程度のことなら面倒くさいとは感じなくなってきます。同時に、イライラも抑えやすくなる。これは脳の中で、感情系に対して思考系の支配力が強くなったことを意味しています。

・毎日、自宅近くの銀行で3000円だけおろして財布に入れ、会社に向かいました。あまったお金は貯金箱に入れて、そのお金がたまったら飲みに行きました。

・意に添わないことが起きたとします。そんなときの対処法として私がよく使うのが、「これはちょうどいいや」と口に出して言ってみることです。これは事実をポジティブに捉え直す魔法の言葉です。これを言った瞬間に、別の価値観メガネをかけることができます。

・自分が非常に不愉快な思いをしたり、頭に来ることとかイライラすることがあったときは、こまめに吐き出すことです。ただし、誰かれかまわず吐き出すと、単なるグチっぽい人になってしまいます。吐き出す場所、相手は選ぶべきでしょう。たとえば、自分のブログに書く、日記に書くという方法があります。



怒らない技術 (フォレスト2545新書)

怒らない技術 (フォレスト2545新書)

  • 作者: 嶋津良智
  • 出版社/メーカー: フォレスト出版
  • 発売日: 2010/07/07
  • メディア: 新書



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