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『うつと不安の認知療法練習帳』 [☆☆]

・真珠は、砂粒を核に作られます。貝が、やっかい者を種に新しいものを作り出すように、あなたが今悩んでいることから、何か価値のあるものを生みだせるようにしよう。

・自分の問題にどう対処するかは、問題をその人がどう理解しているかによって変わってきます。

・友人を訪ねたり一緒に遊んだりしなくなると、相手も訪ねてこなくなります。

・このように自己評価が低いことを考えると、最初のボーイフレンドに結婚を申し込まれてすぐにOKしたのも当然です。

・うつに関連する身体反応は――眠れない、疲れやすいなど――活動の低下であることが多いのに対し、不安に関連する身体反応は――動悸、発汗の増加など――活動の亢進が特徴的です。

・ある状況におかれたときにどのように考えるかによって、気分も違ってきます。気分を体験しているときには、それに伴う考えが生まれてきて、それによってその気分が強いものになります。

・大きく気分が動揺したときには、人生で大切なことが何か起こっている。

・状況と気分と思考を区別することが重要である。

・自分の意見ではなく、客観的事実、経験を考えるのです。

・悪い方向に考えてしまうときには、たいていその方向を指し示すような事実ばかりを見ているものです。

・その人が「あんたはおかしいと思う」と口に出したのでなければ、事実とは言えないでしょう。黙って見つめられただけならば、相手が何を考えているかわかったように思ったとしても、それは想像にすぎません。

・落ち込むのはたいてい上司が考えていることを「こうだろう」と決めてかかった(相手の心を読んだ)ときで、しかもその思い込みは間違っていることが多い。

・呼吸法は最低でも4分間続けることが大切です。それは、体内の酸素と二酸化炭素のバランスを回復するのに、だいたい4分くらいかかるからです。

・怒りというのは親しい人間のあいだでこそ生じやすいものです。

・親しくなればなるほど期待も高まります。ただ、そうした期待というのは、期待が裏切られたときに初めて口に出されるものなのです。場合によっては、そうなって初めて、自分がこの人に期待をかけていたのだと気づくことすらあります。

・視点を変える質問によって、行為の重大さが正しく見えてきます。「5年後に振り返って考えてば、どの程度大変なことなのだろう」と考えてみましょう。現在は大変な問題かもしれませんが、5年後から見ればそれほどではないでしょう。



うつと不安の認知療法練習帳

うつと不安の認知療法練習帳

  • 作者: デニス グリーンバーガー
  • 出版社/メーカー: 創元社
  • 発売日: 2001/12
  • メディア: 単行本



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