SSブログ

『私が世界No.1セールスマンになるためにやった50のこと』 [☆☆]

・人間は、(1)判断、(2)行動(行動しないを含む)の2種類しか選択できない。だから、比較対象者よりも「効率のいい判断」と「効率のいい行動」を選べば差がつく。

・自分自身がしている会話も録音して、聞き直しては反省と修正を繰り返すのだ。これで格段にコミュニケーションスキルが向上する。「そんな、自分の声を録音するなんて恥ずかしい」と思うかもしれないが、コミュニケーションレベルが低いことの恥ずかしさに比べれば、遥かにましである。

・雨が降ったら傘をさす。雨だと嘆かず、愚痴らず、さっさと対処したほうが濡れずにすむものである。

・地道な努力の積み重ねが一流と二流を分けるのだ。

・新人のうちは自分の固定観念や価値観というフィルターが強い。だから、先輩方からの「こうすればいいよ」という指導に対して、自分のフィルターを通して理解をする。その結果、成果が出るのが遅くなるという傾向がある。

・新人のうちは、みんな人を信じない。人を信じんわけだから「しんじん」といわれるんや。

・「最近の若者は決断力がない」とか「実行力・持続力がない」などと嘆く人がいるが、「それはその若者が賢いからだろう」と言いたくなる場面がある。判断材料が明確でない中で決断できるわけがなく、考えずに行動するのは愚かだし、確信がないまま行動を持続するのはムダだからだ。

・他人から「実行力がない」と言われる人は、他人からの評価に直結する部分に時間を割いていないということを理解して、他人が喜ぶようなことに時間を割けばよい。

・「したいこと」に割いている時間を減らして「すべきこと」に割く時間を増やすのだ。

・「スペシャリスト」としての目安は、そのスキルで「メシが食えるか」ということだ。プロとアマチュアの違いは「コミッションが発生すること」である。

・一番であれば脱落することはない。だが「一番になる自信がない」と思う人もいるかもしれない。ならば、「あなたが一番頑張っているね」という評価でもかまわない。「一番やさしい」でもかまわない。「一番気を遣っている」でもかまわない。

・一流のプロフェッショナルであればあるほど、自分が「個性的だ」などと思っていない。そもそも「個性的であろう」とすら思わず、偉大な先人や優秀な人の長所、過去の成功事例を拾い集めて、相手の環境に合わせて表現しているだけだ。

・「わかった」は3段階あるが、相手が(1)返事をしているだけ、(2)言葉の意味はわかる、(3)行動をともなう理解のどのレベルなのかを判別する。相手の「わかった」を鵜呑みにしてはダメだ。

・相手の理解度を確認するには「言わせる」ことが一番である。理解のズレは「話の中身」に露骨に出る。

・本当は誰もが自慢話をしたいし、自分の長所を説明したい。しかし、自慢話は他人に嫌われるということもみなわかっている。だから、本人の代わりに自慢してあげることで間接的にほめるのだ。

・準備をしない天才は、準備の整った凡人に負ける。

・「商いは飽きないから商いになる。飽きられたら商いにならないのだ」と。芸能人はファンに飽きられたら食べていけなくなる。商品は飽きられたら売れなくなる。

・将来性を感じさせない人は「つまらない」。

・「ここでやめたら、いままでの努力が無駄になる」と言われたときは疑ってかかったほうがいい。なぜなら、人は「損をする」という感覚に弱く、どうしても判断を左右させてしまいがちだからだ。

・邪魔者を排除する最良の方法は、「邪魔者に意識を向けない」ということになる。心から邪魔者を排除できれば、現実にも排除できるのだ。

・ほめられても貶されても「だから何?」と考える。成功しても失敗しても「だから何?」と自分に問いかける。そうすることで、人に左右されず、冷静な目で自分を見つめることができる。

・「プライドが高い」とは「自己評価が他者からの評価よりも高い状態」だと教えられた。

・昔から「過去を悩むのはムダ」で、「未来を悩むのは愚か」だと言われている。

・選ばれる理由がなければ捨てられる以外にない。それが嫌なら、無理にでも理由を作り出さなくてはいけない。

・我々のいる社会は人が思っている以上に不安定で、実力主義が加速しつつある。つまりは、手段を選ばずに「勝つこと」に専念できる輩が勝つということだ。それだけの覚悟がなければ、いまの時代、「そこそこの成果」をあげることすらおぼつかない。

・人の年収は、自分の周囲5人の平均年収に近づいていく。年収の低い人たちと日常的に仲良くして価値観を共有していると、その人たちと近い年収になっていく。

・信頼関係のない人脈は、ただの「知り合い」である。知り合いを人脈と混同してはならない。知り合いはしょせん知り合いである。何人いても知り合い程度の役にしか立たない。

・知り合いを100人作るより、人脈と呼べる人間関係を1人でも作ったほうが意味がある。

・「いまの自分にとって必要なのはどんな人脈か?」と聞かれたら、あなたは明確に答えられるだろうか。いくら考えてもわからないようであれば、いまあなたは人脈を必要としていない。

・お金には足が生えていない。だからお金は自分で動くことができない。人が持ってきてくれることで移動できる。だから、お金が集まるのは人が集まる場所だけだ。人が集まる人にもお金が集まる。人気と収入は比例する。

・人気者を演じ続けることは疲れる。疲れれば続かない。つまり、「演じている」ようでは人気者であり続けることは無理だ。

・人に助力を頼む場合は、自分に恩を感じている人を探し出し、その人にお願いするのだ。その人も「恩返し」の機会を得られてうれしいはずだ。この方法が、最も簡単に人に応援してもらえる方法だ。だから、誰かが困っているときにはできるかぎり助けてあげることだ。これが将来の財産になる。

・お金の関わらない関係は続かない。お金が動かないところには「価値」は生まれないからだ。

・お金をいただくかぎり、レストランでも電車でもバスでも何でも、「待てる限界を超えて待たせる人」=「間に合わない人」は認められないのだ。

・あなたも「自分の時間」を人に使われたくなければ、ベタベタとした人間関係や、「ただの知り合い」を増やすのはやめることだ。

・商売は「細く」てもいいので、「長く」続くようにしなくてはいけない。



私が世界No.1セールスマンになるためにやった50のこと

私が世界No.1セールスマンになるためにやった50のこと

  • 作者: 甲斐 輝彦
  • 出版社/メーカー: 大和書房
  • 発売日: 2011/07/15
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



タグ:甲斐輝彦
nice!(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 0

トラックバック 0