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『よろずのことに気をつけよ』 [☆☆]

・般若心経には二通りの意味がある。もちろん功徳を得るためが一般的なもんだが、昔から人を呪うことにも使われてきたんだよ。

・鳥類で、神の遣いの栄誉を与えられているのはカラスだけ。

・絶滅に瀕して、ようやくはっと気がつく馬鹿どもが多い。それからでは、なにやってももう遅いってのに。

・学者は誰もが知っていることしか知らないし語らない。ぼんくらばっかりってことになる。

・人身御供は、圧倒的に子供が多い。乳児、幼児、少年少女。生まれついて病弱な者は、生贄になるしかなかった時代もある。

・机上で眺める書物に真実は載っていない。ゆえに、学者は誰もが知っていることしか知らない。ぼんくらの集まりになる。

・当たり前の現実が崩壊するとね、人は自分だけの現実をつくるようになる。わたしの居場所は空想の中の現実だけ。

・罪を憎んで人を憎まずって、すばらしい格言があるじゃない。結構、この手の言葉を真に受けてる人が多いわけ。

・演出の小道具が多い者が、賢い大人って呼ばれるのさ。知識、経験、余裕。みんな大人を演じるための道具だ。





よろずのことに気をつけよ

よろずのことに気をつけよ

  • 作者: 川瀬 七緒
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2011/08/09
  • メディア: 単行本



タグ:川瀬七緒
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