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『お任せ!数学屋さん』 [☆☆]

・数学は、試験問題を解くためのものじゃないんだ。もっと現実的な、世界中に散らばっている問題を解決するためのものなんだよ。

・水が高いところから低いところに流れるように、空気が濃い方から薄い方へと流れるように、蓄積していた負の感情は、この場で一番弱い人間、責めやすい者へと流れ続けた。

・周囲に流されることなく、明確な自分を持っている。空気を読まないのではなく、空気を作り出す。

・もしも今が「最悪」、つまり幸福度が最小値なのだとしたら、これからは幸福度が常に今より大きいことになる。

・そのままにしていたら忘れてしまう。そうならないように、新しい知識と古い知識とを結びつけるんだ。地理で習った地形図の知識を、数学の「相似」と結びつけたみたいに。居場所を与えてやれば、知識はどこにも逃げる必要がない。ずっと頭の中に残ってくれる。

・常に人との比較の下でしか評価してもらえない苦しさは、何となく想像できた。

・自分がどうしたいのか分からない。つまり、ゴールがどこなのか分からないんだ。

・直感や思い付き、ましてや運になど頼ってはならない。「数値」を集めて、考える。それが数学の基本だ。




お任せ!  数学屋さん (一般書)

お任せ! 数学屋さん (一般書)

  • 作者: 向井湘吾
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 2013/06/11
  • メディア: 単行本



タグ:向井湘吾
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