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『100円のコーラを1000円で売る方法 3』 [☆☆]

・人口減少が進む日本市場は今後、間違いなく縮小していく。しかし日本よりもはるかに人口が少ない韓国の躍進を見ればわかるように、それは決して日本企業が元気がない理由ではない。

・1960年代の高度成長期には、日本企業は世界で勝負するしかなかった。国内が貧しくて、市場としての魅力に欠けていたからです。

・昔は「ヒト・モノ・カネ」が経営資源だった。情報社会になってこれに「情報」が加わった。さらにネット社会になって「時間」が五つ目の貴重な経営資源になっています。稟議にかけてじっくり合意を形成するのでは、最も貴重な「時間」が失われてしまう。

・世の中に流れている情報の0.004%しか認識されていないと言われている。企業が一生懸命、消費者に情報を流しても、そのうち99.996%はスルーされる。消費者が認識するのは、世の中にある情報の2万5000件に1件だけ。

・破壊的イノベーションは、登場したてのころは性能がイマイチで、それまでの持続的技術を使っている既存ユーザーには物足りないので、見向きもされない。ちょうど真空管ラジオのユーザーが、未熟なトランジスタ技術を使ったラジオをオモチャと思っていたようにね。

・既存の顧客と向き合っているかぎり新しい課題は出てこないし、新しい課題がないということは、新しい価値を提供できていないということなのに、現状に満足してしまう。

・未解決の課題がたくさんあるうちは、市場が健全な証拠なの。それらを順番に解決していけば、自然と持続的イノベーションでお客様に価値を提供し続けることができる。

・バトナ(BATNA)です。Best Alternative To Non-Agreementの頭文字を取ったものです。「交渉が成立しなかった場合の次善策」という意味ですね。これは交渉の基本中の基本です。交渉は強いBATNAを持っているほうが勝つからです。

・規模だけを追求して1+1=2のシナリオで買収して、シナリオどおりにならず、1+1が2以下になって縮小してしまうケースが世の中にはとっても多いんですよい。

・日本はあらゆるものに新幹線や超伝導リニアと同じレベルの安全性や確実性を求めているのではないか? そのことが日本人の実行力に制限をかけているとしたら……。

・私たちは評論家じゃない。「できるのか?」じゃない、「やる」のよ!

・一般に、企業が短期海外出張を認める目安はTOEIC600点、長期滞在では730点である。

・破壊とコモディティ化は表裏一体を成している。十分以上に良い状況(オーバーシューティング)に陥る企業は、絶対に勝てない。破壊によってシェアを奪われるか、コモディティ化を通じて利益を奪われてしまう。既存企業のほとんどが、最終的にはこの両方の餌食になって終わる。






100円のコーラを1000円で売る方法 3

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  • 作者: 永井 孝尚
  • 出版社/メーカー: 中経出版
  • 発売日: 2013/06/08
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



100円のコーラを1000円で売る方法3 (中経出版)

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