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『「疲れがなかなかとれない」と思ったとき読む本』 [☆☆]

・「嘘も100回言えば真実になる」という言葉がありますが、それと同じように、いつも「私ってダメだわ」とつぶやいてばかりいると、本当に「ダメな私」になってしまうことがあります。

・ストレス発散をするために、毎日のようにカラオケに行くのは、「依存」です。でも、それはそれで、本人の経済的、時間的に許す範囲でやっていれば問題はありません。ところが、カラオケに行きたいがために仕事を休んだり、お給料が全部なくなってしまうまでになると、「依存症」となります。

・ストレス発散は誰もがやっていることです。けれども、依存症になる人は「いつも同じ方法で」発散させていることに原因があります。ひとつしか手段がないのですから、いつも同じことの繰り返し、その行動自体が習慣となってしまうのです。

・依存症は、何に依存しているかで三つに分類することができます。買い物やパチンコはある行為を何度も繰り返す行為依存、アルコールやタバコなど食べ物や嗜好品などにはまるのは物質依存、恋愛や携帯メールなど人のつながりに執着する関係依存です。

・ひとりで過ごすことは、孤立しているのではなく、自立です。

・人とのつながりを求める「関係依存」と、ある行為を繰り返す「行為依存」が合わさった依存症、それがリストカットです。

・相手を心配させるために何度もリストカットをしますが、本当に死んでしまうほど切ることはありません。死ぬことが目的ではなく、誰かに自分を見てもらいたい、助けてもらいたいと訴えることが目的だからです。

・「これは損か得か」で考えると、実は自分がどうしたいのかがよくわかります。

・物事を損得で考えるというのは、お金の損得勘定ではありません。幸福感を得られるか得られないかを基準にして考えることです。

・「ブリーフテラピー(問題解決思考)」というものがあります。起きてしまったこと(悩みごと)の原因にこだわるのではなく、原因を解決する思考へと変えていく解決志向アプローチです。

・ブリーフテラピーには、次の三つのルールがあります。
(1)もし、うまくいっているならそれを変えるな。
(2)もし、一度うまくいったのならそれをせよ。
(3)もし、うまくいっていないのであれば、何でもいいので違うことをせよ。

・人は悩みがあるとき、その問題を「○○といわれた」「△△△といったのは、まずかったかな」とすべて言語で考えています。だからこそ、左脳から右脳への切り替えが上手に気分転換させる秘訣です。脳は同時に二つのことはできませんから、右脳作業に集中を向けることができれば、左脳で悩み事を考えることはありません。シグソーパズルでもして絵を完成させることだけに集中するのもいいでしょう。

・ストレスがたまって前向きに考えられないときというのは、ものの見方が主観的になり、柔軟な考え方ができなくなるもの。そんな状況が、依存症などストレス病に陥る隙を与えてしまいます。






「疲れがなかなかとれない」と思ったとき読む本―ココロとカラダがすっきり変わるヒント

「疲れがなかなかとれない」と思ったとき読む本―ココロとカラダがすっきり変わるヒント

  • 作者: 姫野 友美
  • 出版社/メーカー: 青春出版社
  • 発売日: 2005/05
  • メディア: 単行本



タグ:姫野友美
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