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『いちばんやさしい心理学の本』 [☆☆]

・なぜ人は人間関係で苦しんでしまうのでしょうか。多くの場合、その原因は「相手と自分は違う人間」だという前提をどこかに置き忘れたままコミュニケーションを取ろうとすることにあります。

・人から嫌われがちな人は、心理学的に見て、自分から人を拒絶したり、遠ざける行動を取っていることが多い。

・人は「常識」や「教育」などを押しつけられた結果、本当の自分を心の奥底に隠してしまい、自分で自分がわからなくなることがある。

・女性がコミュニケーションを取るときには、自分の気持ちを表現することを目的としており、これを自己完結的コミュニケーションといいます。

・現代人の特徴として「情報を短時間で処理しようとする」「重要でない情報は無視する」「責任は転嫁する」「他人との接触を避ける」という四つを挙げています。これはネット社会に生きる人間の特徴といってもいいでしょう。

・バイスタンダーとは傍観者のこと。つまりバイスタンダー・エフェクトは、非常事態に出くわしても見て見ぬふりをすること。

・いつも電車で会っているけど名前も知らない顔見知りがいるのではないでしょうか。彼らをファミリア・ストレンジャーと呼んでいます。

・自尊感情とは自分自身を肯定的に感じることで、自尊感情=成功÷願望という公式で表せます。

・「そうなりたい」と願う気持ちが強ければ強いほど分母の願望値が高まるので、失敗したときには自尊感情は低くなります。逆に、失敗ばかりしている人でも、願望値が高くない場合には自尊感情が低くなることはありません。

・自尊勘定の高い人は自分自身を「これでよい(good enough)」と考えている。これは、自分自身を「非常によい(very good)」と考えることが自分と他人を比べて評価しているのに対し、「人は人、自分は自分」と考えていることを表しています。

・夫婦げんかの背景には根本的に相手を信頼しているという前提が必要で、「相手にこれくらいならいっても大丈夫だろう」という安心感があってこそ言いたいことが言えます。





いちばんやさしい心理学の本

いちばんやさしい心理学の本

  • 作者: 渋谷 昌三
  • 出版社/メーカー: 西東社
  • 発売日: 2012/06
  • メディア: 単行本



タグ:渋谷昌三
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