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『アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉』 [☆☆]

・母親にガミガミと叱られたから引っ込み思案になったのではありません。引っ込み思案になる、という方法を自分で選んだだけなのです。

・人は未来への「目的」により行動を自分で決めているのだ。だから、自分の意思でいつでも自分を変えることができる、と「目的論」と「自己決定性」を唱えました。その考えは現代心理学の常識になり、フロイトの「原因論」は過去の遺物になっているのです。

・日常生活では、いまだに過去の遺物である「原因論」が幅を利かせています。しかし、原因は「解説」にはなりますが、何の「解決」にもなりません。過去を変えることはできないからです。

・敗北を避けるために、時に人は自ら病気になる。「病気でなければできたのに……」 そう言い訳して安全地帯へ逃げ込み、ラクをするのだ。

・仕事や家庭において裁判官は不要です。「どちらが悪かったか」に時間や労力を注ぎ込むくらいならば、その分のエネルギーを未来の解決に費やす方がはるかに生産的です。

・人は「ほめられる」という「正の注目」を得られないとわかると、「叱られる」という「負の注目」を集めようとします。マザー・テレサは「愛情の反対は無関心だ」と言いました。無視されるくらいならば、叱られた方がいい。子供はそのように思うのです。

・世話好きな人は、単に優しい人なのではない。相手を自分に依存させ、自分が重要な人物であることを実感したいのだ。

・感情をガソリンのような燃料に例えました。人は冷静な判断だけではなかなか行動に移せません。感情を使うことで弾みをつけるのです。

・「感謝する」のと「ほめる」のは違います。例えば、子供が片付けのお手伝いをした時に「ありがとう。とっても助かるよ」と言うのと、「偉いね。よくできたね」と言うのでは、受け取る際の印象が違うことがおわかりでしょう。「感謝」は横から目線。「ほめる」は上から目線です。

・上から目線で「ほめられる」よりも横から目線で「感謝される」ことが自己信頼と他者信頼には、はるかに有効です。





アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉

アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉

  • 作者: 小倉 広
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2014/02/28
  • メディア: 単行本



アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉

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  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2014/02/27
  • メディア: Kindle版



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