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『仕事の一流、二流、三流』 [☆☆]

・そもそも、会社にとって社員は「コスト」です。年収600万円の人が1人いたら、年間コストは福利厚生まで入れて約800万円。

・よく、三流は不燃性、二流は可燃性、一流は自然性などといわれます。三流はチャンスをもらっても燃えることができず、二流はチャンスをもらえれば着火して、一流は放置していても火を起こすことができるという意味です。

・メモを取るのは忘備録のため。ノートを取るのは思考をするため。

・メモを取ってただ記録しているだけでは、仕事に活きません。それにどんなに一生懸命メモしたところで、結局のところボイスレコーダーにはかなわないのです。インプットするだけなら、機械のほうが優秀です。

・同世代の人としかつき合えないのは、三流です。ひと回り年上の先輩たちとうまく関係性を作れるのが二流です。そして一流は、ひと回り上とも、ひと回り下とも両方うまくつき合っていきます。

・会社では、ポジションの高い人ほど、簡単には「替え」がきかない人になっているといえるでしょう。そして、自分よりも時給の低い人に、「替え」のきく仕事を渡していきます。これが会社のヒエラルキーです。

・メールは、「ワンメール、ワンメッセージ」が鉄則です。ひとつのメールに、1、2、3……と用件を書いてしまうと、1はすぐ返せるけど、2は今すぐわからない……となってしまって、保留されてしまいます。

・二流の人の交渉が「ごめん、難しいから納期を伸ばして」という、「エクスキューズ」なのに対して、一流の人の交渉は「ごめん、難しいけど、これならできるよ」という「カウンターオファー」。

・よくあるミスは、主語が「自分」になるということ。「私はこう思っています」「我が社はこう考えています」といった言葉が頻発しているようであれば要注意。そうではなく「今後、お客さまが~」「今後、市場が~」「今後、競合が~」と、主語を三人称にして書くことが重要です。

・仕事には実は「グレーゾーン」がたくさんあります。「やったら喜ばれる仕事」と「自分の裁量権を超える仕事」の境目あたりの、曖昧なグレーゾーンを、どれだけ積極的に自分の仕事にできるかどうかで、仕事の評価が決まります。

・仕事にはクオリティ(質)を上げるステージと、クオンティティ(量)を上げるステージがあります。最初はクオリティを上げないといけません。いきなり量を増やしても、粗悪品がたくさん完成してしまうからです。

・「また一緒に仕事をしたい」と思われる人でなければ、どんどん仕事がなくなる時代になっていきます。現在進行している仕事は、「次の仕事を呼ぶための仕事」でもあるのです。



仕事の一流、二流、三流 (アスカビジネス)

仕事の一流、二流、三流 (アスカビジネス)

  • 作者: 俣野 成敏
  • 出版社/メーカー: 明日香出版社
  • 発売日: 2016/06/21
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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