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『エッセンシャル思考』 [☆☆]

・誘われたからという理由だけで参加するのは、時間の無駄です。

・自分で優先順位を決めなければ、他人の言いなりになってしまう。

・あり企業で働くマネジャーは、常に最優先事項を5つ抱えているのだと嘆いていた。これでは、何も優先していないのと同じだ。

・「いつか着る可能性があるだろうか?」という考え方はやめよう。その代わりに、「大好きか?」「すごく似合うか?」「しょっちゅう着るか?」と考えよう。もしも答えがノーなら、それは不要なものだ。

・もしも選択の権利を放棄するなら、他人があなたの人生を決めることになる。自分で「これを捨てる」と決めなければ、誰かがあなたの大切なものを捨ててしまうだろう。

・羅列されているだけでは優先順位がわからない。これらの価値が相容れない状況に置かれたとき、どうやって決断するかが見えてこない。

・「顧客、従業員、株主の皆様を最も大切に考えます」というステートメントも見かける。みんなを優先するのは、誰も優先しないのと同じだ。いざというときに顧客と従業員のどちらを大事にするのか、それが見えてこない。

・「何を諦めなくてはならないか?」と問う代わりに、「何に全力を注ごうか?」と考える。小さな違いだが、積み重なると人生の大きな差がついてくる。

・古典は読む者の視野を広げ、時の試練に耐えた本質的な思想に立ち戻らせてくれる。

・私たちとはまったく違う時代に書かれ、それでいて現代に通じるような思想を読んでほしい。そういう思想は、私たちの「当たり前」を打ち壊してくれるはずだ。

・ジャーナリズムとは、単に事実を繰り返すことではなく、核心を見抜くことだと気づきました。いつ誰が何をしたか、それだけでは足りません。それがどういう意味を持ち、なぜ重要なのかを理解しなくてはならないんです。

・優れたジャーナリストは、普通の人には聞こえないものを聞くことができる。ランチミーティングで彼が本当に聞いていたのは、語られる内容ではなかった。語られなかったことに、耳を傾けていたのだ。

・中途半端なイエスをやめて、「絶対やりたい!」か「やらない」かの二択にしよう。そのためのコツは、基準をとことん厳しくすること。「やろうかな」程度のことなら却下する。

・「いつか着るかもしれない」というゆるい基準を使っていたら、クローゼットはめったに着ない服でいっぱいになってしまう。これを「この服が本当に大好きか?」という基準に変えると、中途半端な服が消えるので、もっといい服を入れるスペースが生まれる。

・この決断のことを「90点ルール」と呼ぶことにしよう。最重要基準をひとつ用意し、その基準に従って選択肢を100点満点で評価する。ただし90点未満の点数は、すべて0点と同じ。不合格だ。こうすれば、60~70点くらいの中途半端な選択肢に悩まされるにすむ。

・目的が明確でなければ、人を動かすことはできない。目的もわからない仕事では、やる気が出ないからだ。

・肝心なのは、肝心なことを肝心なままにしておくことだ。

・みんなにいい顔をしようとしない。時には相手の機嫌を損ねても、きちんと上手にノーと言う。長期的に見れば、好印象よりも敬意の方が大切だと知っているのだ。

・私は大理石の中に天使を見た。石を削ってそれを解き放った。

・1981年以来、作品賞をとった作品はほぼ例外なく編集賞にもノミネートされているのだ。実際、編集賞と両方ノミネートされている場合、3分の2は作品賞を獲得しているほどである。

・決断の本質は、選択肢を減らすことにある。決断(decision)という言葉の語源は、ラテン語で「切る」「殺す」という意味だ。

・面倒くさい人はどこにでもいるものだ。自分の問題を自分で処理できず、こちらに助けを求めてくる。相手の都合などおかまいなしだ。

・人助けが悪いことだとは言わない。他人の役に立つのはうれしいものだ。だが、本人が解決すべき問題を肩代わりするのは、人助けではない。その人は問題を解決しようとしなくなり、余計に問題から抜け出せなくなってしまう。

・「完璧じゃないと駄目だ」という考えを捨てて、「完璧を目指すより終わらせることが大事」と考えよう。完成度よりもスピードを重視するのだ。

・スタートアップ界隈ではMVP(minimum viable product:実用最小限の製品)という言葉がよく使われる。

・研究者によると、あらゆる習慣には「トリガー」「行動」「報酬」の3つの要素があります。トリガーとは、ある行動を自動的に呼び起こすためのきっかけです。次に行動がきます。これは肉体の動作の他に、感情や思考も含みます。そして最後に、報酬があります、この習慣を次も繰り返したいと思うような、ご褒美です。

・悪い習慣を変えるためには、行動自体よりも、それを引き起こすトリガーに着目すべきだということになる。トリガーを見つけて、別の有益な行動と結びつけてやればいいのだ。

・彼の言う「勝つ(win)」とは、チーム全員が常に考えるべき問いの頭文字である。「今、何が重要か(What's Important Now?)」という問いだ。

・「負けることと、打ち負かされることは違う」と彼は選手たちに言う。打ち負かされるのは、相手が強いからだ。スピードやパワーや才能の問題だ。だが、単に「負ける」というのは、自分に負けるということだと彼は言う。集中力を失い、本質を見失ったときに負けるのだ。

・周囲の人と同化しない。人が行動するとき、あなたは考える。人がしゃべるとき、あなたは耳を傾ける。人が忙しい忙しいと不満(=自慢)を言うとき、あなたは控えめにただ微笑んでいる。

・やたらと人を雇い、愚鈍な集団をつくる。



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