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『人生の教養が身につく名言集』 [☆☆]

・教養とは、人生を面白おかしく、そしてワクワクさせてくれるツールです。

・プロイセンの名宰相・ビスマルクは「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」と喝破したのです。

・人間や、その人間が作った社会への甘い期待は捨てたほうがいい。

・ダンテは、「地獄篇」で自分を左遷した人たちをすべて地獄に落としています。

・科学文明が進めば進むほど、人間は謙抑的にならなければならない、常に身の丈を意識して生きていかなければならない。

・極論を言ってしまえば、「本当に困ったときに助けてくれる人はほとんどいない」ぐらいに考えておいたほうが、人間関係は楽です。

・悪人とはゲームができるが、善人とはゲームはできない。

・「無知の善人」は「悪人」より始末が悪い。

・選挙に行かない理由としてよく耳にするのが、「ロクな候補者がいないから、バカバカしくて選挙に行く気になれない」。これは一見、正しい意見のように思えます。しかし、ゼロベースで考えたら、これほど愚かな考えはありません。なぜなら、この考えの前提になっているのは、「政治家になろうという志を持っているのだから、立派な人であるはずだ」という勝手な思い込みで、それを少しも疑っていないわけです。

・国語で考えるとリスクはいつまでもリスクのままですが、算数に直して考えると、それは「コスト」に転化しやすくなるのです。コストとなれば、あとは損得もしくは可能か不可能かだけの話。決断も行動もしやすくなります。

・ソメイヨシノは江戸時代末期に品種改良によって人工的に作られ、明治時代に各地に植樹されたもの。それ以前の文献に出てくる「桜」は主として「山桜」を指します。ソメイヨシノと山桜では、かなり趣が異なります。

・知識は言ってみれば、材料です。材料がなければ料理ができないように、人間も知識がなければきちんとした思考はできません。

・ただ読んで満足しているだけの状態は、「この店から過去に何回も5億円の宝くじが出ました」と言われて、そこでひたすら買い続けるような営為です。

・哲学者たちは、世界をさまざまに解釈したにすぎない。しかし、大切なのは、それを変えることである。

・日本の新聞は、「新聞は不偏不党であるべきだ」という、およそ世界にはあり得ない信条を持っているため、書評で紹介される本も、右から左まで……バランスよく選ばれています。

・真の発見の旅とは、新しい風景を求めることでなく、新しいものの見方を得ることだ。

・人間は相手の「言葉」ではなく、その「行動」を見るのです。人間は自分のためにどれくらい時間を使い、行動してくれるかで、その相手の本気度を見極めます。

・人間が100%働くと思っていること自体が間違っている。ほとんどの人は2割か3割程度の力しか出していない。2~3割を大前提にして、30%のところを33%で働いてもらえるようにするのがトップの仕事だ。

・力強いとは、相手を倒すことではない。怒って当然というときに自制できる力を持っていることだ。

・やたらめったに怒っている人は実は臆病で、こちらが倍くらい怒り返せば、シュンとなってしまったものです。

・道徳なき経済は犯罪であり、経済なき道徳は寝言である。

・人と人とを結びつけているものは、基本的には「利害」である。

・日本以外の国は、ある程度の教育レベルを持つ人であれば、自らをコントロールしながらお酒を飲んでいます。それができない人は、それなりのレベルの人か、アルコール依存症と見なされてしまうことが多いようです。



人生の教養が身につく名言集 (単行本)

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  • 作者: 出口 治明
  • 出版社/メーカー: 三笠書房
  • 発売日: 2016/07/13
  • メディア: 単行本



人生の教養が身につく名言集―――「図太く」「賢く」「面白く」

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  • 出版社/メーカー: 三笠書房
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