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『人生の99%は思い込み』 [☆☆]

・アメリカでは進化論を信じていない国民が約3分の1もいるといわれている。

・「感情」によって、認知の仕方は変わるのだ。しょっちゅうダジャレを言う上司がいるとする。自分の気分がいいときには、「場を盛り上げてくれようとしているんだな」と好意的にとらえて笑えるのだが、疲れているときは「空気の読めない上司だな」とイラっとする。

・日本人は位置づけが大好きである。人を「大企業に勤めている人はしっかりしている」「公務員は信頼できる」などと、属している集団で判断する。自分の頭で考えて判断しないのだ。

・「私はNG、あなたはOK」の傾向の人は自信のない性格になりがちだし、「私はOK、あなたはNG」だと傲慢な性格になりがちだ。「私もあなたもNG」だと人生に対して希望が持ちづらくなる。よって、理想的な人生への構えは「私もOK、あなたもOK」だというのは言うまでもない。

・身体が覚えた思い込みは、身体を使って抜け出すのが一番である。「心で身体を操る」のではなく「身体を操ることで心を変える」という試みだ。

・姿勢を変えるだけで、心の状態を変えることができる。

・難しい呼吸法をマスターする必要はない。大事なのは「深呼吸」である。深く吸い込んで、ゆっくり吐く。これだけで十分である。

・心拍数は呼吸によって変化するので、深く吸い込み、ゆっくり吐くだけで心拍数は下がっていく。つまり身体の緊張状態がとけていくのだ。

・他人に依存しない「自己肯定感」があれば、余計な感情に振り回されることもなくなるだろう。

・「できない」という思いには、常に「したい」という気持ちが隠れている。もし習い事に興味がないなら、そこで「できる/できない」という考え方はしないはずだ。興味があり、「したい」と思うから、「できない」という考えが浮かぶのである。

・「自分は英語ができない」と思っているのだとする。しかし、それは英語が「できない」のではなく、学んでいないだけだ。

・心理学では、幼い頃の自分は大人になっても心の中に残っていると考えられている。そのような、心の内にいる子供の自分のことを「インナーチャイルド」という。

・「過去の出来事が今のあなたに影響している」ということすら「思い込み」という可能性もある。

・人は過去に縛られているわけではない。あなたの描く未来があなたを規定しているのだ。過去の原因は「解説」にはなっても、「解決」にはならないだろう。

・親子、夫婦、仕事、性別なども、自分の役割を演じる「ごっこ遊び」の延長線で、人生は「劇団自分」が公演する演劇なのかもしれない。



人生の99%は思い込み―――支配された人生から脱却するための心理学

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人生の99%は思い込み

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