SSブログ

『働く男』 [☆☆]

・リアルといっても、最近の戦争映画によくあるスタイリッシュに顔がちぎれたり足が吹っ飛んだりといった「リアルの押しつけ」ではなく、不思議で微妙なリアルさだ。

・「これは病気ではなく性格ということで割り切ろう」と思い、薬をやめて普通に生活するようになったら、いつの間にか治っていた。

・「音楽で世界は変えられない」と思っている。無理だ。音楽にそんな力はない。国を変えるのはいつでも政治だし、政治を変えるのはいつでも金の力だ。そこに音楽は介入できない。

・本当にカッコいいものと「カッコいい風」なものの見分け方がわかる。

・「キレイなことがすべてじゃない」「本当にキレイなものはいびつだ」などと今までさまざまな人がそう発言してきたけど、結局抜け目のないキレイなものがこの社会では勝つ。

・「昔はよかっただろう?」というノスタルジーではなく「こんな最小限の要素だけでも最高のもの作れるだろ?」と言われた気分だ。

・桑田さんも夏の曲をたくさん書いているけれど、「日暮れ前の曲は作ったことがない」とおっしゃっていた。



働く男

働く男

  • 作者: 星野 源
  • 出版社/メーカー: マガジンハウス
  • 発売日: 2013/01/17
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



タグ:星野源
nice!(0) 

nice! 0