『働きたくないイタチと言葉がわかるロボット』 [☆☆]
・現在の音声認識技術の性能については、基本的には(能力の高い)外国語話者の域を出ず。母語話者のリスニング能力が実現されるにはまだブレークスルーが必要。
・我々人間どうしであっても、相手が本当に知性を持っているかを判断するには、その行動から推測するしかない。行動から判断するということを否定してしまうと、究極的には「自分以外の人間はみんな知性を持たない」という結論(独我論)に陥ってしまう。
・ELIZAのように知識をほとんど持たず、簡単な仕組みによって動き、なおかつ私たちの問いかけに「まともに答えることのない」システムを「人間だ」と思い込んでいた人がいるのは、たいへん興味深い事例だと思います。
・何でうまくいかないのかを考えてもわからないので(もともと、これらの問題がどんな問題なのかを知らないので当たり前です)、彼らはすっかりやる気をなくしてしまったのです。
・イタチたちには、「理解できる」ことと、「扱える」ことの違いが分かりません。
・そもそも「どうしてうまくいったか」」も分からないのに、「どうしてうまくいかないのか」が分かるはずもありません。
・発言をする人間は当然、「自分がどういうつもりで話しているか」を分かっているので、自分の言葉に曖昧さがあったり、他の意図に解釈されたりする可能性に気づきにくいものです。
・我々人間どうしであっても、相手が本当に知性を持っているかを判断するには、その行動から推測するしかない。行動から判断するということを否定してしまうと、究極的には「自分以外の人間はみんな知性を持たない」という結論(独我論)に陥ってしまう。
・ELIZAのように知識をほとんど持たず、簡単な仕組みによって動き、なおかつ私たちの問いかけに「まともに答えることのない」システムを「人間だ」と思い込んでいた人がいるのは、たいへん興味深い事例だと思います。
・何でうまくいかないのかを考えてもわからないので(もともと、これらの問題がどんな問題なのかを知らないので当たり前です)、彼らはすっかりやる気をなくしてしまったのです。
・イタチたちには、「理解できる」ことと、「扱える」ことの違いが分かりません。
・そもそも「どうしてうまくいったか」」も分からないのに、「どうしてうまくいかないのか」が分かるはずもありません。
・発言をする人間は当然、「自分がどういうつもりで話しているか」を分かっているので、自分の言葉に曖昧さがあったり、他の意図に解釈されたりする可能性に気づきにくいものです。
働きたくないイタチと言葉がわかるロボット 人工知能から考える「人と言葉」
- 作者: 川添愛
- 出版社/メーカー: 朝日出版社
- 発売日: 2017/06/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
働きたくないイタチと言葉がわかるロボット 人工知能から考える「人と言葉」
- 出版社/メーカー: 朝日出版社
- 発売日: 2017/06/17
- メディア: Kindle版
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