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『人生を変える習慣のつくり方』 [☆☆]

・何も考えずにできる行動の数が増えることで、文明は進歩する。

・習慣を形成することで、自制心を使う必要性をなくしているのだ。

・習慣の定着を決定づける重要なカギは「決断という行為」にある。決断という行為がなくなることで習慣となる。習慣となっていることをするために、決断は必要ない。

・期待といっても2種類ある。外から課される期待(例:設定された締め切り、交通ルール)と、自分で自分に課す期待(例:ダイエットするという決意、新年の抱負)だ。

・アップホルダー(約束を守る人):外から課される期待と自分で課す期待の両方に進んで応えようとする。

・クエスチョナー(疑問を持つ人):あらゆる期待を疑問視し、自分で正当だと判断した期待だけに応えようとする。

・オブライジャー(義務を果たす人):外からの期待には進んで応えるが、自分で課す期待にはうまく応えられない。

・レブル(抵抗する人):外からの期待、自分で課す期待に関係なく、あらゆる期待に反発する。

・アップホルダーには、賞賛を求めて行動するところや苦労を買って出るところ、やみくもにルールを守ろうとするところがある。

・クエスチョナーの場合、外から課される期待も基本的にはすべて、自分に自分に課す期待とみなして判断する。

・数字で表せないことは、知識として貧弱かつ不十分である。

・人は自分のパートナーの「間違い」にはすぐに気づくが、パートナーの「正しい行い」には気づかない。

・目指すべきは、完璧になることではなく進歩を遂げることだ。

・慢性的に睡眠時間が短めの人は、空腹や誘惑を前にすると弱い。これもおそらく、睡眠時間が6時間未満の人に肥満が多い理由の一つと言えるだろう。

・人は、自由に使える貴重な時間を守るためなら、睡眠を削ることを厭わない。睡眠を自分の時間を奪うもののように感じるのだ。人は「奪われる」という感覚をひどく嫌がる。

・人は、自分が感じた通りに行動していると思いがちだが、どう行動するかによって感情が決まることがほとんどだ。

・何かを行なうとき、それに「ふさわしいタイミング」で始めたいという欲求は、延期を正当化するための言い訳にすぎない。どんなことでも、始めるなら「今」以上にふさわしいタイミングはない。

・雑事をこなすため、私はまず「終わらせたいことリスト」を作った。「いつでもできること」は、「いつまでたってもやらない」ものだ。

・予定を入れることで、決断の手間が省ける。限られた自制心を最大限に活用できる。

・偽名や仮名を使うと、不正を行なっても気にならなくなる。サングラスをかけるだけでも、行動基準を下げてもいいという気持ちになりやすい。

・そういう学生は、最高の仕上がりで評価されることを避けて、わざとギリギリになってから作業します。それで高い評価が得られれば、「急ごしらえの論文でも高い評価が得られるほど自分は優秀だ」、評価が低ければ「たった2日で書いたのだから当然だ」と自分に言える。

・最初の一歩を踏み出すタイミングとして、「今」は嫌われる。特に理由はなくても、ものごとがもっとラクになる日は他にないかと心のどこかで思う。

・習慣の形成には、自分が望む何かを手放すことがつきものなので、常に「どうすればなるべく喪失感を味わわずに失えるか?」という難題がつきまとう。

・自分を否定する言葉はかけられないから、肯定する言葉に変えるの。だからね、私はいつも「もうフライドポテトは「食べなくていい」」って自分に言い聞かせてる。

・「つまずくことで転倒を防げることもあるさ」や「つまずいて転倒をまぬがれれば、前に進む」といった格言。

・コイン1枚では絶対にお金持ちになれないとしても、お金持ちになるためにはコインを1枚ずつ増やしていくしかない。

・コイン1枚が山になると自分に言い聞かせると、自制心を保ちやすくなる。また、山にコインを1枚足すだけで習慣は強化され、1枚引けば弱まる。

・自分で自分の気をそらすと、意図的に思考の矛先を変えることになり、ひいては認識も変わる。

・意識だけを別のことに向けようとしても難しいので、物理的な行動を伴う方がいい。

・欲求は時間とともに強くなると思いがちだが、気をそらす何かをすると、たとえそれが強い衝動であっても、大抵は15分以内におさまる。

・良い習慣を怠けたい誘惑にかられたら(もしくは悪い習慣に手を染めたくなったら)、「15分後にしよう」と自分に言い聞かせる。

・「やりたいことは15分後にやればいい」と自分に言い聞かせる方が、「やってはダメ」というよりいい結果が生まれる。

・間食を避けるために手を動かすという人は多い。「マニキュアを塗れば手がふさがれる」と友人のひとりが言っていた。「それに、ネイルが乾くまで何も食べられない」。

・ご褒美を与えるようにすると、それをやりたいからではなく、ご褒美が欲しいという理由でやるようになる。

・欲しい人材は自分から手を挙げる人。誰かに採用された人じゃない。

・ご褒美は何かの見返りにもらうなどの理由がないといけないが、「贅沢」は違う。自分がそうしたいという理由だけで自分に許す、小さな喜びや我がままだ。

・自分にとって負担の少ない贅沢をいくつか見つけておくことが大切だ。

・「ストレスがたまっている」と口にするのは、自分の行動と感情のつながりがハッキリしないときだ。苛立ちの対象を言葉にすると、自分の心がハッキリとわかるので、大抵は対応策が見つかる。

・行動を具体的にしたいときは、「ブライトライン・ルール」をよく使う。これは法曹界で使われる概念で、ブライトラインは明確な定義や基準を表わす。このラインに満たないものはすべて、一切の解釈や考慮を許すことなく排除される。例えば、ペットボトルの水は買わない、すべてのメールに24時間にないに返信する、といったことがブライトラインになる。

・私はずっと、自分のことを「運動が嫌いな人」だと思っていた。ところがあるとき、私が嫌いなのは「競技」だと気づいた。そして自分のことを「運動を楽しめる人」だと思うようになると、運動する習慣が身についた。

・企業や組織が人々の習慣を(良くも悪くも)変えることだって可能だ。その人が望むアイデンティティと特定の習慣をリンクさせればいい。

・尊敬されるリーダーになりたいと思っていれば、その「リーダー」というアイデンティティがあることで、周囲との摩擦を避けるために、時間厳守で行動するといった行動を自らとろうとする。そうすることを、自ら望むようになるのだ。

・誰かを変えることはできないが、自分が変わることで誰かが変わることはある。反対に、誰かが変わることで、自分が変わることもある。

・人は目標を持って行動する人の影響を受けやすい。だから、自分の手本としたい人の近くにいることが自分のためになる。

・誰かの変わろうとする努力を攻撃する人もいる。自分だけ取り残された気分になる、自分を否定または批判されているように感じることもあるからだ。

・人はたまにしか起きないことは受け入れようとしない。でも、習慣にすれば受け入れてもらえる。

・アンディ・ウォーホルもこう言っている。「一番雇いたいのはどんな人か。雇うなら上司がいい。僕がやるべきことを教えてくれる上司がいれば、仕事上のすべてがラクになる」。



人生を変える習慣のつくり方

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  • 作者: グレッチェン・ルービン
  • 出版社/メーカー: 文響社
  • 発売日: 2016/12/14
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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