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『予言された世界』

・歴史は勝者によって書かれるもので、勝った人次第で真実は書き換えられ残ったものが歴史になる。

・あのとき日本人は、オウムと麻原という対象を社会から抹殺し、忘却するために「こき下ろす」という方法を選んだ。

・番組は私がほとんど興味ないことを調べて教えてくれるので、社会見学としては非常に面白い。これはインターネット時代に大切なことのように思える。

・もともとアメリカには中産階級が80%以上もいたんだ。それが今では、30%ほどに落ち込んでいる。

・そもそも、新聞社やテレビ局の社長や政治部長が、時の首相と頻繁に会食していることからしておかしいだろう。アメリカなら絶対に許されない。

・日本の政治屋も、みんなカネのことばかり考えている。しかもアメリカに比べるとスケールが小さい、セコい話ばかりだが。

・大した命じゃないんだ、死ぬまでやれ。これを小さい頃から言われてきました。世界には替えが利かない人材なんていないってことです。

・実はこの世界には意思決定者がものすごく少ない。たぶん世界で5000人ぐらいです。

・必要なのはサーベイ(調査)です。社会が何をしたいのか、コンテクスト(文脈)が何なのかというサイクルが重要で、それをどうやって実現するかを常に調べる習慣が大事だと考えています。意外と皆、やっていないと思いますね。

・フォロワーとして飼っているカナリアたちがわさわさし始めたら、「何か動いているぞ」と流れを捉えようとしますね。そういうカナリアを大量に飼っておいた方がいい。

・すごく大きな問題だと思っているのは、資本格差ではなく文化格差なんですよ。本が1冊もない家がある一方で、1000冊置いている家もある。それが同じクラス内の子供同士にあり得るから、隣のクラスメートと普通に考えて1000倍ほどの文化格差が生じかねない。でも、同じ教室の中で1000倍の資本格差はめったにない。

・確かにアマゾンの倉庫作業はAIに人間が使われる仕事だが、それほど悪い仕事ではないように思う。ドラクエで単純なレベル上げが好きな人なら、続けられる仕事だ。

・無心になれる作業は心地よい。

・身の回りにブラックボックスが増えすぎた結果、一瞬で対象物の動く仕組み、物事の仕組みを理解できる人は減っている。

・人間の成長スピードはコンピュータに比べて非常に遅いが、ごく一部の限られた人々がテクノロジーを進歩させれば、それを第二の身体、第二の脳として使う人間も成長し、世の中も変わる。

・これまであまりに多くの人々が要求だけはする、しかし、それに対しての支払いは一切したくないという姿勢を取ってきました。甘えの構造の他のなにものでもありません。この構造を断ち切るために作られたのがコミュニティ・チャージ(人頭税)だったのです。

・将来のためを思えば、時にはきついこと、不人気なこともせねばなりません。ここに信念の大切があります。甘いウソよりも苦い真実に直面できる勇気を持つこと、そしてそれを人々にぶつけられる信念と情熱を持つことです。

・誰でも情報発信者になれる現代において、何の考えもなく情報を取り入れることの怖さを知る必要がある。



予言された世界

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  • 出版社/メーカー: 小学館
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