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『高嶋ちさ子の名曲案内 心が10倍豊かになるクラシック』 [☆☆]

・ブラームスを「暗いから嫌い」という人もいます。でも、その「暗さ」とは何かを考えてください。一筋の美しい光を明るく見せるために、周りを暗くしてお膳立てをしているだけなのです。

・ドヴォルザークは大の鉄道マニアで、毎日駅へ行っては、機関車の車両番号を記録していたそうです。

・日本人ならではの奥ゆかしさ。あるいは武士道というべきでしょうか。英雄は昇れば昇るほど、謙虚にならなくてはいけないことを教えられました。

・「いろいろな演奏解釈があって正解がない」のがクラシック音楽だと思います。

・おまえは、いつも自分の仕事が大変だとか、練習がつらいとか文句ばかり言ってるけど、これほど人に喜ばれて拍手をいただける職業はそうないぞ、おまえには感謝の気持ちが足りない。

・ベルにはすべて「ドレミ」ではなく、音楽を専門で学ぶ人にとっては必須になるドイツ語の音名で書かれてあり、おかげでわざわざ勉強しなくても、いつの間にか習得できていたのです。

・芸術家は何でもかんでも色恋沙汰にたとえたがるから困ったものです。

・バッハの誕生日に一人で誕生会を開く人がいたり、ベートーヴェンのお墓の前で泣いたり……あ、これは変人というより純粋は人ですね。

・エリック・サティには「ヴェクサシオン」というピアノ作品があって、「嫌がらせ」という意味のタイトルどおり、1分ちょっとの音楽を延々840回繰り返すだけの珍曲です。「世界で一番長い曲」としてギネスブックにも認定されているそうです。

・「梨の形をした三つの小品」。これは楽譜を遠目から見ると、本当に洋梨の形のように見えてくるという仕掛けです。

・讃美歌の中には音楽理論で勉強する、基礎的なものがすべて含まれています。毎日讃美歌を聴かされていたら、耳もよくなるわけです。

・桐朋学園の高校の音楽理論、聴音ソルフェージュは、世界的に見ても相当レベルが高く、パリのコンセルヴァトワールか桐朋かといわれているらしいです。

・今のあなたに必要なのは練習であって、遊んで暮らせるあの人たちといることではない!



高嶋ちさ子の名曲案内 (PHP新書)

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  • 作者: 高嶋 ちさ子
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2008/11/15
  • メディア: 新書



タグ:高嶋ちさ子
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