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『機動戦士Zガンダム外伝 ティターンズの旗のもとに』 [☆☆]

・データを秘匿されたり、削除されたりしたらそれまでだからな……。最後に頼りになるのは、やはり何かを知っている人間だ。

・未来を閉ざしているのはあなた自身だ。あなたを必要としている人間がいる。必要とされている限り未来はある。

・犠牲は少ない方がいい。戦争の鉄則だ。

・コントロールできないパワーは、己を滅ぼすだけだ。

・悔しかった。学んでいるだけではだめだ。追いつかなきゃ……。

・羨望と劣等感。それが憎しみに変わることもある。

・軍の問題は、実戦経験のない一部のエリートたちが実権を握ることだ。彼らは官僚に過ぎない。血を流して戦う者たちをゲームの駒と考えがちだ。

・多くの将校や下士官たちは、上層部の歪んだ理想論に利用されただけだ。

・戦場では人道主義など通用しない。それは戦後になって取り沙汰されるものでしかない。戦場では、誰もが必死なのだ。日常の良識や判断力など簡単に消し飛んでしまう。

・戦場のことを知らないマスコミは無責任に、結果だけを書き立てる。



機動戦士Zガンダム外伝 ティターンズの旗のもとに 上巻 アドバンス・オブ・Z

機動戦士Zガンダム外伝 ティターンズの旗のもとに 上巻 アドバンス・オブ・Z

  • 作者: 今野 敏
  • 出版社/メーカー: メディアワークス
  • 発売日: 2008/03
  • メディア: 単行本




・タブロイド紙にとって、何より大切なのは売り上げだ。ジャーナリズムよりもセンセーショナリズム。事実より話題というわけだ。

・ガンダム関係の記事が載ると、いまだに新聞は売れるのだ。一般大衆はヒーローやシンボルを求めている。戦争の大儀を求めている。

・戦争に正義などない。良識のある人間なら誰しもそう思う。だが、大衆はその戦争に大儀や正義が必要だと考えるのだ。

・兵器をある方向に発展させていくと似たようなものができるものだ。

・どっちが悪者もあるものか。たくさん殺した方が正義。勝てば正義。それが戦争の本質じゃないか。

・戦争に正義も悪もない。戦略と戦術があるだけだ。正義の概念は、戦争が終わった後に付加される。勝った者が正義なのだ。



機動戦士Zガンダム外伝 ティターンズの旗のもとに 下巻 アドバンス・オブ・Z

機動戦士Zガンダム外伝 ティターンズの旗のもとに 下巻 アドバンス・オブ・Z

  • 作者: 今野 敏
  • 出版社/メーカー: メディアワークス
  • 発売日: 2008/03
  • メディア: 単行本



タグ:今野敏
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