『人生の知恵の宝庫「パワー言葉」』

・女は深く見る、男は遠くを見る。

・男の権謀術数は、合戦に勝つため、あるいははるか彼方の敵を破るためのものであるのに対し、女の権謀術数は、身近な、たとえば大奥の中のライバルに対するものだった。

・人間は考えることが少なければ少ないほど余計にしゃべる。

・自分の中に「自分」がいる人は孤独を楽しめる。

・人は軽蔑されたと感じたとき最もよく怒る。だから自信のある者はあまり怒らない。

・大衆は小さなウソには気がつくが、途方もなく大きなウソには無批判に従うものである。

・人は、始めることを忘れてしまったら、ただ老いるだけなのである。

・「咲面」とは、笑う、にこにこする、花が開く、つぼみがほころぶ、そんな顔が「えめるおもて」だ。

・安吾の持論は「高を括れ」のようだ。高を括るとは、たいしたことがないと見くびることだ。世間を見くびることができるようになったら一人前だと言うのだ。

・ウソのような本当の話だろうと、本当のようなウソの話だろうと、人間関係の上で大事なのは、相手を信じさせること。言っていることが真実かどうかなんて問題ではない。

・自分を奮い立たせる「呪文」を身につけておくべきだろう。

・親子の絆は決して切れないが、ゆるむのだ。

・あまり他人の同情を求めると、軽蔑という景品がついてくる。

・愛する──それはお互いに見つめ合うことではなく、いっしょに同じ方向を見つめることである。

・生活の楽しみ方には、その人の個性が出る。個性はそれぞれ違う。他人の生活と比較するのは、自分の個性のなさを暴露しているのと同じだ。

人生の知恵の宝庫「パワー言葉」 (知的生きかた文庫)

• 作者: すぎやま チヒロ
• 出版社/メーカー: 三笠書房
• 発売日: 2002/08
• メディア: 文庫

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