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『アイデアを形にして伝える技術』 [☆☆]

・お金がない、でも本に囲まれた暮らしがしたい。そういう場合、手っ取り早いのは「図書館の近くに住む」ことがベストです。

・注目したいのは、自分の考えをまず声に出してテープに録音するという点です。話す行為は自身の思考がまとまっていないとできませんから、自分の考えが熟したら、いきなり文章を書くのではなく、口述するわけです。つまり思考の断片をあらかじめ口述で出力し、それを文章化して、さらにリライトをかけるという効率的な方法を採っています。

・型というのは、先人たちが磨き上げてた<知の結晶>です。したがって、覚えていると高度なアウトプットが短時間で作成できるという利点があります。

・わたしが実践しているのは、「文章に響かせたいバックミュージックを意識してかける」ということ。たとえば、軽快な文章にしたければポップス調、大人の雰囲気を出したければジャズ、重厚な感じを出したければクラシックをかけて、企画書や原稿を書いています。

・企画書は、料理でいうと「レシピ」です。レシピを見ながら手順どおり進めていけば、初心者でも食べたい料理をつくることができます。

・フォーマットはその人の性格を表します。なかでも色使いは、個性があらわれる最もわかりやすいポイントです。

・つまらないプレゼンテーションは主役とツールが逆になっている。主役がスライドで、サポート機能がスピーカーの声。スライドに情報をすべて詰め込んで、スピーカーはそれを読むだけ。スライドをつくることが目的になってしまって、「伝えること」がプレゼンテーションの目的であることを完全に忘れてしまっているパターン。プレゼンテーションという場は「朗読会」ではありません。

・プレゼンテーションの語源は「プレゼント」であるように、相手の欲しいもの、またそれ以上のものを提案すべきです。

・声という点でいえば、いつもの声の1.5倍の大きさで話せ、と先輩に言われたことがあります。声が大きいと自信があるように相手に伝わります。

・マーケティングはもはやB to C(ビジネスから消費者へ)ではなく、B to F(ビジネスからファンへ)の時代になる。さらに、B into F(ビジネスはファンのなかへ)と進化していくかもしれません。



アイデアを形にして伝える技術 (講談社現代新書)

アイデアを形にして伝える技術 (講談社現代新書)

  • 作者: 原尻 淳一
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2011/04/15
  • メディア: 新書



タグ:原尻淳一
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