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『まんがで学習 やさしくてよくわかる俳句の作り方』 [☆☆]

・秋の末近くなっても、まだ地下の穴にもぐらずぐずぐずしているヘビを「穴まどい」といいます。秋の季語になっています。

・もしも「ああ、こういうところを俳句にしたいな」という気持ちがおきたら、2、3行の詩に作って、それを書きとめておくのです。

・一句の中に切れ目を作って、そこに間をおくのが、「や」という切れ字の役目です。「しずかさや」といって、ひと息入れるのです。

・俳句で、ただ「花」とだけいったならば、サクラの花を意味します。そういう約束事になっているのです。

・言葉をよく選んで、句を読んだ人の頭に、その場の情景がくっきりうかぶようにすることが大事です。

・「三多」という言葉があります。これは、文章がうまくなる方法を教えた古い言葉です。「三多」とは、「多く読むこと」「多く作ること」「多く手直しをすること」の3つです。

・外国のダイヤモンドの専門店では、店員を教育するとき、はじめのうち、優れたいいダイヤモンドばかり扱わせます。すると、店員はしだいに目がこえてきて、質の悪いダイヤモンドやにせもののダイヤモンドを、すぐに見分けられるようになります。いいものばかり扱わせればいいのです。すると、不思議なことに、悪いものを自然と見分けられるようになります。みなさんも、最初は何よりも、いい俳句をたくさん読んでください。歳時記にのっているのは、みんな、そのいい句にあたります。



やさしくてよくわかる俳句の作り方 (まんがで学習)

やさしくてよくわかる俳句の作り方 (まんがで学習)

  • 作者: 小林 清之介
  • 出版社/メーカー: あかね書房
  • 発売日: 1993/03
  • メディア: 単行本



タグ:小林清之介
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