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『モノとわかれる!生き方の整理整頓』 [☆☆]

・何年もそのパターンで仕事を続けてきた結果、自分のやっていることすべてに慣れっこになってしまい、生活のなかから冒険の要素が消えてしまった。やがて、もうこのままでは自分は成長しないだろう、という気がしてきたのだ。

・物理的な散らかりは、自分の内面の混雑・混乱につながる。

・いらないものを減らすプロセスは、「自分は、本当はどう生きたいのか」を考えることであり、そこからより満足のいく人生の一歩が始まる。

・実際は好きでもなかったものをたくさん持っていたことがわかったわ。そのために、ほんとうに大切なものは、ほかのものの陰に隠れてしまって見えなかったの。

・古くなった枝をカットしてやらないと、新しい枝は出てこない。それは、人間もそれまで抱えてきた人生のしがらみを捨てないと(レット・ゴーしないと)、まえに向かって生きることはできないのと同じよ。

・ほんとうにタイムレスな服とは、自分がどれだけ気に入っているかによって決まる。

・何を捨てるかではなく、何を置いておきたいか、を決めることから始めることにした。捨てることから始めようとすると、ものを捨てることに罪悪感を感じる人間には、心理的な壁が大きすぎるからだ。

・スーパーマーケットでは、自分の袋を持っていくのを忘れると、お金を払ってレジ袋を買わなければならないところが多い。日本のスーパーマーケットでは、マイバッグを持っていくと割引きになったり、ポイントがたまる方式を採用しているところが多いようだが、、それよりも、「お金を取られる」ほうが「損した」感じがして、心理的には効くのではないかと思う。

・ペットボトルのリサイクル率も100%ではない。再生されなかった分はどうなったかというと、結局大半はゴミとして焼却・埋め立てされたわけである。つまり、リサイクルの対象品だから、どんどん買ってリサイクルに出せばいい、というのは、安易な発想なのである。

・援助の対象が誰であったとしても、相手の尊厳を大切にする、というのは最低限度のマナーだろう。自分ではとても着れないようなものを、人にあげてはいけない。そういうものを寄付するのは、ゴミを捨てるかわりに、たらいまわしにするようなものだ。

・親がしょっちゅう子供にものを買い与えることは、もので愛情の度合いを計る子供を生み出すことになる。

・ものを手放していく過程で、私は「これからもずっとこのままでいいのか、それとも変わりたいのか」という問いに向かい合わざるをえなくなり、後者を選んだ。

・ゴミを減らすためには、「ゴミになるものを減らすこと」を一番目に考えて行動していただきたいと思います。





モノとわかれる! 生き方の整理整頓

モノとわかれる! 生き方の整理整頓

  • 作者: 大塚 敦子
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2005/05/12
  • メディア: 単行本



タグ:大塚敦子
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