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『投資とお金の大事なことはモノポリーに学べ!』 [☆☆]

・ほとんどの人がお金を管理する実践的な訓練を、まったくといっていいほど積んでいないからだ。そのため、やりながら学ぼうとして、失敗の代償を背負うことになる。

・最悪なのは、保持する現金などの資産が少ないため、ほかのプレイヤーから交渉相手やライバルとみなされないことだ。

・モノポリーには非常に大切な教訓がある。安全にプレイしていては勝てないのだ。別の言い方をすれば、現金にしがみついているようでは勝てない。

・いったんルールを習得すれば、覚える気のない人たちよりも優位に立てる。

・富というものは、物事のやり方をきちんと理解し、準備を怠らなかった者に転がり込んでくるものなのだ。

・銀行というのはお金が必要ないと証明できる人にしかお金を貸さない機関だ。

・先に貯金する。生活必需品の費用を払ったら、どうしても必要でないものは後回しにして貯金する。

・余分な貯蓄を投資に回す。貯蓄はいざというときにすぐに使えるためのもの。投資の目的は資産を増大させることであり、すぐに現金化することではない。

・長年ビジネスにかかわってきて学んだのは、リスクをまったく冒さないことこそ最大のリスクだということだ。

・抵当に入れて30ドルの借金をした「地中海通り」という物件を1枚持っているとしよう。この物件は、返済時の利子が3ドルかかる。つまり、3ドル投資するわけである。抵当を解除したことによって得られるようになるレンタル料はわずか2ドル。ほかのプレイヤーに少なくとも2回止まってもらえなければ、投資した3ドルが回収できない計算になる。つまり、抵当を解除することは一種の投資である。

・あなたが常に勝っていないと気がすまず、勝てないことを悲観するタイプであれば、モノポリーは実につまらないゲームでしかない。そのような人はサイコロを使わない、囲碁、将棋、チェスのような、実力本位の2人ゲームを楽しむべきだ。

・モノポリーの本質は、まるで人生のように浮き沈みが激しいゲーム展開において、逆境を乗り越えて、勝者を目指す「過程」を楽しむことにある。

・自我が強すぎて注目を集めすぎると、無意識に敵をつくってしまう。さらに悪いことに、あなたが憂き目に遭うのを、周りの人々が願うようになる。

・交渉のないゲームでは、人間性や性格はあまり関係なく、相手に勝つには、先人たちが築いてきた戦略をまず理解し、駆使できるようになっておくことが優先される。

・自分自身をよくわかっていれば、敵を正確に判断できる。相手にどう見られているかも、その人の一部なんじゃ。

・経験によって研ぎ澄まされる自然発生的な判断は、熟慮的な判断よりも優れている場合が多い。「直感的にわかる」ことを無視してはいけない。キーポイントは十分な経験だ。

・安全策ばかりで勝利を望むなんてずうずうしい。

・常に悪い目が出ると思え。良い目を想定して決断すると、たいていは痛い目に遭う。

・金持ちが金持ちたる理由は、お金に働かせているからだ。一方、金持ちになれない人は、お金のために働いている。

・世界中が好景気の場合、投資家の心理はリスクをより多く取る方向に流れがちだ。それが「リスクオン」の状態である。一方、世界的な不況時には、投資家の多くの心理はリスクを避けていこうとするであろう。これが「リスクオフ」の状態である。

・価格は完璧に把握していても、価値にはまるで無頓着な人が多い。価値を理解しなければ、お金をドブに捨てるはめになる。

・成功への道は、いつも工事中。ゲームは常に動いている。

・株式を買うときは、タイミングがきたら売ることを想定するべきだ。「長期保有」は時代遅れの戦略かもしれない。

・アグレッシブではなくアサーティブに。これは多くの人が理解していない、人生の秘訣だ。

・アグレッシブとは「強引に、力任せに自分の主張を押し付けること」、アサーティブとはこういったネガティブな意味なしで、「自信を持って自分の考えを相手に伝えようとする姿勢」の形容であり、自分自身の存在ないし人間関係における影響力を相手に明確に伝えようとする気持ちがしっかりしていることである。

・どのような取引も、「提案」(取引の内容)と「説得」(提示のしかた)の組み合わせで成り立っている。

・こちらが論理的に説得しようとすると(または丁寧に断ると)、急に怒り出し、オファーの内容を変える。といっても、さらに自分が有利になるようにだ! その目的はもちろん、最初のオファーを受け入れさせ、あたかも得をしたと思わせることだ。

・大事なのはプレイした時間ではない。その時間で何を学んだかなんじゃ。





投資とお金の大事なことはモノポリーに学べ!

投資とお金の大事なことはモノポリーに学べ!

  • 作者: フィリップ・E・オルベーンズ
  • 出版社/メーカー: 日本実業出版社
  • 発売日: 2013/11/21
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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