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『社内の「知的確信犯」を探し出せ』 [☆☆]

・本物のサイコパスはPCL-Rのほとんど、もしくは全部の項目に当てはまるが、リスクの数個の項目に当てはまるからといって、その人がサイコパスとはいえない。

・正常な人の脳は感情を喚起する素材に対して、非感情的な素材に接したときとは異なる反応を示したのに対し、サイコパスの脳はどの素材に対しても同じ反応を示した。サイコパスの脳は、感情を喚起する素材を、あたかも非感情的な素材であるかのようにとらえたのだ。

・基本的には、パーソナリティ障害のある人は、日常生活で直面する問題に対して、限られた型どおりの解決策しか持っていない。パーソナリティ障害のない人の場合は、状況に応じて最適な、さまざまな行動をとることができる。

・サイコパスは自分に都合の悪いことはすべて他人や状況や運命のせいにする。

・なかには、サイコパスがほかの同僚を新たなターゲットにしたことで失望感を味わう被害者もいる。彼らは、サイコパスに利用されなくなった途端、親友を失ったような気分になるのだ。

・詐欺の被害に遭うのは、かつがれやすく、世間知らずのお人よしがほとんどだ。彼らは自分の弱みや脆さをさらけ出してしまったばっかりに、魅力的な詐欺師の餌食になり、老後の蓄えをだまし取られてしまう。

・社会には、反社会的な行動や犯罪行為を、個人の選択ではなく、外部からの力に起因するものだと決めつける傾向がある。このような責任の分散は、一大ビジネスを生んだ。臨床心理士、精神科医、ソーシャルワーカー、カウンセラーが、犯罪者の無実を証明しようと手ぐすね引いて待ち構えている。





社内の「知的確信犯」を探し出せ

社内の「知的確信犯」を探し出せ

  • 作者: ロバート・D・ヘア/ポール・バビアク
  • 出版社/メーカー: ファーストプレス
  • 発売日: 2007/07/13
  • メディア: ハードカバー



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