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『先生と僕』 [☆☆]

・けちくさくて、下らない。だから現実の犯罪って嫌なんだ。

・少なくとも小説の中の犯人は、自分の犯罪に自覚的だし。

・食うに困ったり、恨みゆえの犯罪ってのは理解できるよ。あと、何かの思想のためってのもわかる。でも、万引きってただのスリル、ただの快感だよね。そういうの、ホントしょぼい。

・知識があれば、騙されることなんてない。都会でつまずかずに歩くには、情報と素早い判断が必要なのだ。

・知っているくせに、さらりと嘘をつく。この才能が恐い。

・そう、ひっかけ。おいしい餌を目の前にぶら下げてやれば、相手がどういう奴かもわかりやすいでしょ。

・宗教的な団体がつけこむのは、人の寂しさや悲しさだよ。一人で寂しい夜でも、ここに来れば仲間がいます。私たちはあなたを受け入れます、っていう言葉がその先には待ってたはず。

・逆に最近、ペットショップって減ってるんだよなあ。「犬ショップ」はあるわけさ。けどそれ以外を扱っている総合的な店がないってこと。

・チワワは帝王切開でしか出産できないんだって。犬は安産のお守りになってるはずなのに、皮肉な話だよね。

・日本にいない生き物を飼いたい場合はしょうがないけど、殺すほど溢れているのに新しいものを求めるのって間違ってないかなって。





先生と僕

先生と僕

  • 作者: 坂木 司
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 2007/12
  • メディア: 単行本



タグ:坂木司
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