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『内向型人間がもつ秘めたる影響力』 [☆☆]

・企業という組織では、個人の成績や貢献度を「○○君」、というブランドとして扱っていきます。評価されるということは、自分というブランドの歴史について語ることにほかならないのです。

・はっきりさせておきたいのは、内向性と内気・人見知りは別物ということです。内気というものが恐怖や不安の産物であるのに対し、内向性は活力の源なのです。

・マイクロフォンやテレビ出現以前、リーダーの条件は大声を放ち、群衆を渦へと巻き込んでいく能力でした。それが今では、短い文章をツイートするだけで、瞬く間に無数とも言える網膜に映り、群衆に影響力を与えるのはまったくイージーな時代となりました。

・たとえ「私」自身の関わりが、その殆どを占めるような場合でもWe(私たち)という言葉を使うようにしています。賞賛のすべてを他の誰かがかっさらっていってしまうのは、私自身あまり好きではないので。

・リーダーに求められる最も重要な判断は、どんな時にミーティングを招集し、どんな時にしないかということです。

・色々な声音を使い分けるべきです。それぞれの場には、それぞれに適した声というものがあるのですから。TPOに応じて声を使い分けるよう心がけて下さい。

・ウェビナー(オンライン・セミナー)は、聴くという行為に新たな可能性を拓きました。そこでは数十、数百、いや数千の人々へ同時に、しかも瞬時に問いかけていくことができます。

・eメールとどのように付き合っていくか? 模範的なやり方として、マットの場合は情報配布ツールに特化するという立ち位置を貫いています。意見を述べること、特にデリケートな問題を内包している場合にeメールを使うことはまずありません。

・私にとっての書くこと。それは指で考えること。

・「フリー・ライティング」とは決められた時間内で、頭のフィルターを通すことなくただ思い浮かんだことを文字として出力していく、書くことの訓練法を指す用語です。

・専門的内容を含む手紙、eメールなどを書く前段階としてのフリー・ライティング実践をすすめます。書き始める前に「返信の目的は?」、「仲良くしたいの?」「相手をプロジェクトの一部として取り込みたいの?」「その理由は?」など、文章の目的を自問しながら書き進めていくのです。

・人間関係とは物理的距離の近さではなく、共有できる興味という基盤の上に成り立つものです。

・抜きん出た影響力者たちは、ソーシャル・メディアの中では何ひとつ受け取ることなく、ただGiver(与える者)としてそこにいる、ただそれだけなのです。Taker(受け取る者)であることはなく、ただGiverとしてだけ存在し、ビジネスや仲間を紹介したり、情報やアイデアを推挙したりするだけなのです。一方のTakerは、売り込みたいネタを垂れ流すメガホンとしてソーシャル・メディアを利用していきます。

・本物の、そして深い人間関係を築いていくためには、自分の中の何かを、共有するものとして差し出していかなければなりません。

・ソーシャル・メディアの世界へ飛び込む前に、まずは、そこでの目的を定めておきましょう。テクノロジーとは車に入れるガソリンのようなもので、戦略を進める上での助けにはなります。しかし、それは戦略そのものではありません。手段が目的となってしまわぬよう注意をして下さい。

・一日十分の時間を割くだけでも、多くの収穫を得ることができます。大切なのは費やす時間の量ではなく、ほんの少しでもいいので、正しい活動を習慣的にやり続けるという質なのです。

・内向型人間たちも少しずつですがツイッターを使うようになってきています。彼らにとって、こうしたサイトはたくさんの投稿をしていくためにあるのではなく、絶え間なく流れ行く情報の数々を吟味する場として存在しています。いわばバーチャル空間でのピープル・ウォッチングといったところです。





内向型人間がもつ秘めたる影響力

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  • 作者: ジェニファー・B・カーンウェイラー
  • 出版社/メーカー: すばる舎
  • 発売日: 2013/10/16
  • メディア: 単行本



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