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『ゲームシナリオのためのミリタリー事典』 [☆☆]

・不正規戦や低強度紛争は現代の戦争・紛争の大きな部分を占めるテーマです。

・策源地とは、軍事基地、軍港、飛行場、そして軍需品の生産地や集積場所、交通の要衝などのように軍隊を出撃させたり、後方から支援する所のことです。

・通常、大隊規模までの舞台は、戦車・歩兵などの単一の兵科で編成され、それ以上になると複数の兵科の部隊を集めて編成されるのが普通です。

・燃料の経済性やエンジン火災が発生しにくいなどの理由から、ディーゼル・エンジンが主流になりました。

・植生のクロロフィル成分は近赤外線を良く反射します。もし反射率が環境に合っていないと、車両は画像改善システムやTV監視システムによって簡単に探知されてしまうのです。

・対人地雷は爆薬を少なくしたかわりに破片をまき散らすようになっており、犠牲者を殺害することよりも、負傷させることを目的としています。部隊に負傷者が出ると、それを警護したり後方に運ぶために人手が必要となり、死者が出た時よりも兵力を奪われるのです。

・世界の主要都市、工業地帯の60%以上は沿岸部から数百キロの距離にあるといわれ、それらすべてを空母から攻撃することができます。

・核戦力を構成するのは、トライアドと呼ばれる、大陸間弾道ミサイル(ICBM)、爆撃機、そして戦略ミサイル潜水艦の三本柱です。

・重要なのは敵より高い位置を占めることです。機体の位置エネルギーはいつでも運動エネルギーに変えることができ、加速性能を増大させ、機動にも有利なるからです。

・F-35もコストの高騰から調達数を減らす動きが見られ、もしかしたら、性能が低くとも、コストの低い軽量の戦闘機の方が需要があるのかもしれません。

・輸送機や爆撃機など、重い機体は、離陸の際に燃料を大量に消費しがちなので、燃料を少ししか積まずに機体を軽くして離陸し、空中で給油を受けて燃料タンクを満タンにするという手法も用いられます。

・ルミント:ルーマー・インテリジェンス(うわさ情報)の略。情報用語で人的情報をヒューミント、信号情報をシギントなどと呼ぶことから派生。

・インターネットが一般に公開されてからは、アメリカ軍は独自のネットワークであるSIPRNetを使っています。これはインターネットと同様にTCP/IPプロトコルを使っていますが、一般からはアクセス不能といわれています。

・Xバンド(8~12GHz)の電波を用いた衛星通信は、気象や地形の制約を受けにくく、接続の確実性が高く広範囲の通信が可能なため、指揮統制のための重要な通信手段となることが期待されています。

・一般には新型機と思われているB-2爆撃機ですら1980年代のコンピューターとソフトウェアが使われており、最新の誘導兵器を搭載するためにはデータバスなどのデジタル・バックボーンの更新が必要となるのです。

・航空機は内部構造も重要で、構造材にもレーダー波をそらす形状が採用され、着陸用の脚や兵装の収納口も、複雑なギザギザのラインを持ったものになっています。





ゲームシナリオのためのミリタリー事典 知っておきたい軍隊・兵器・お約束110 (NEXT CREATOR)

ゲームシナリオのためのミリタリー事典 知っておきたい軍隊・兵器・お約束110 (NEXT CREATOR)

  • 作者: 坂本 雅之
  • 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
  • 発売日: 2012/08/13
  • メディア: 単行本



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