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『最強マフィアの仕事術』 [☆☆]

・他人からのアドバイスに無防備に従っているだけでは、いつか「痛い目」にあう。それは、信頼できる親友からのアドバイスでも同じだ。

・マフィアは「他人のカネは自分のカネ」だと思っている。だから、マフィアのビジネスプランは「いかにカモの財布からカネを奪うか」に尽きる。

・真面目に一所懸命働いているのに、何一つ成し遂げられない人は大勢いる。だが、真面目に一所懸命に働かずに成功を手にした人は一人もいない。

・能力が高く信頼できる人々に囲まれていれば、君主は賢いと思われる。能力も信頼もない人々に囲まれた君主に、よい評判が立つことはない。

・政治(=ビジネス)と道徳は無関係である。

・『箴言』は古代イスラエルの王ソロモンの格言を集めたものだが、ビジネス、特に不景気なときの経営に関する教訓の宝庫だった。

・書店には、これだけ成功の秘訣が溢れているというのに、今や国家ですら、負債で首が回らなくなる寸前だ。

・愚か者の唇は口論を招き、その口は暴力を招く。

・相手の言い分を聞く前に自分から口を開いては状況を悪くする。相手がひと言も発しないうちから墓穴を掘ってしまうのだ。

・話を聞かないうちに答えることは、無知の証であり恥と知れ。

・ビジネスセンスというのは情報を集めることで養われ、経験を通じて磨かれていくものだ。

・「カモ」はマフィア以外の人間すべてだ。古い友人も、CEOも、スターも、アメリカ大統領も、マフィアにとってはみんな「カモ」だ。

・話をふっておきながら、答える間も与えず自ら話を完結させるタイプの人を見たことがあるだろう。「口数の多さで愚かさが知れる」とソロモンは言っているが、口数の多い人は立場も低く見られる。

・面と向かって教えを乞う姿勢を見せると「こいつは自分よりも格下だ」と思って気を許す。そうして相手を油断させておいて交渉を始め、隙をついて斬りかかるのだ。

・最初は生徒のように振る舞い、最後は先生となって話をまとめる──、これで勝利はあなたのものだ。

・うまくいくと無理に思い込もうとしてはいけない。そうしたくなるのは、自分が知りたくない欠点に本心では気づいているときだ。

・リトルリーグのチームの監督をしていたときも、子供の能力を考えずにポジションを要求してくる親がいた。そういう親は、自分の子のエラーのせいで試合に負け、チームメイトから責められて傷つく姿は想像しない。

・債権者から逃げてはいけない。懐以上に心が痛み、嫌な思いもするだろう。だがそれでも、借金をした相手からは、逃げずにきちんと話をせねばならない。それが結局は自分のためになる。話をすれば信頼関係が生まれる。たいていの債権者は、分割払いを認めてくれるものだ。

・「結果がよければすべてよし」――このルールに従って行動すれば、いつか必ず負けることになる。世間が黙っていないからだ。

・ビジネスで成功したいなら、税金は必ず払え。もちろん、多く払う必要はなく、法で定められた額をきっちり納めればそれでいい。

・儲かっている経営者は、端数を値切るような真似はしない。必要な支払いを惜しまないから大金が稼げるのだ。

・辞書で「成功」をひくと、「試みや努力がうまくいくこと」とある。つまり、自分の目的に沿って行動し、目的が達成できたら「成功」というわけだ。この定義はソーセージでたとえるなら皮の部分にあたる。何を中に詰めるかは、人によって違う。自分にとって意義ある成功を手にするには、ソーセージの中に何を詰めるかが肝心だ。

・私は決して成功者ではない。ソーセージの中に、間違った具材を詰めてしまったのだ。ほどよく熟成して食べごろになっても、私の胃はそれを受けつけなかった。





最強マフィアの仕事術

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