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『センス入門』 [☆☆]

・些細なことでが、ドアの開け閉めにしても、素敵だなと感じさせるか、乱暴だなと感じさせるかは、「センス」の良し悪しです。

・どのような場面でも、自分がすべきこととすべきではないことを瞬時に的確に判断できることは、とても本質的なことだと思います。

・夏であれば清潔な素肌というのがおしゃれなのだと思います。では冬のおしゃれは、と聞かれたら、高級なコートとカシミアのマフラーではなくて、寒くても背筋を伸ばしてさっそうと歩くことというのが正解です。

・僕は自分が選ばれないというのは、自分の問題なのだと思いました。選ばれなかった責任はこちらにあるのだから、それを改めれば自分も選ばれるようになると考えたのです。

・だいたい選ばれない人というのは、自分以外の人を認めていないことが多いものです。つまるところ、いつも自分は認められたいと思っている人ほど、選ばれないのです。

・いつも失敗しないで、「当たり」ばかりが続くと、人間というのは、それがふつうになってしまいます。そうなると「当たり」に感動しなくなってしまうのです。

・「いい」という口コミで「当たり」を続けていると、自分で心から感動することができなくなってしまいます。それは発見ではなくて、確認という作業になってしまうのです。

・なんでも知っている人より、なんでも考える人になったほうがいい。

・そういえばと思い出したのが、引っ越しのアルバイトをしていたときに、重い物は「角を持て」と言われていたことです。重い冷蔵庫なども、角を持てば楽なんだ、軽くなる、と。

・何か「これ」と思ったものをしらみつぶしにしていく、それはもう完全に好奇心の力です。

・自分の感覚とか認識とか考え方というものは、毎日変わっていくものなのですから、昨日の自分を信じていてもしょうがないのです。

・経験にはお金を使うべきだと思います。自分で経験するというのは、いちばんの情報源ですから。人が泊まった話を聞いたり読んだりして、わかったような気持ちになって、それが情報だと思ったら大間違いです。

・これからの時代は、今まで以上に自分がそれを生で経験したかどうかが問われると思います。その場所に足を運び、実際に自分が体験しているかどうかは大きいです。

・独り占めしているのは、逆にもったいないことです。発見したり、素敵だなと思ったことを、自分のところで止めていたら、そこからは何も生まれません。せいぜい生まれるとしても自己満足くらいでしょう。

・なかなかないチャンスが自分のもとにめぐって来たときは、絶対にそれを逃さないようにしなければなりません。そのために、日頃から即答力を高めておくことも大切でしょう。





センス入門

センス入門

  • 作者: 松浦 弥太郎
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2013/02
  • メディア: 単行本



タグ:松浦弥太郎
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