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『ジョコビッチの生まれ変わる食事』 [☆☆]

・私たちは得るもので生活するが、与えるものによって人生を形作る。

・ほとんどのダイエットプログラムでは、相手が27歳のテニス選手でも、35歳の二児の母親でも、50歳の副社長でも、同じ物を「食べなければならない」と指導する。バカげた話だ。

・方法は簡単だ。まず2週間、食事からグルテンを排除する。その後、2週間にわたり余計な糖分と乳製品を取り除き、体がどう反応するのか見るだけだ(爽快な気分になるはずだ)。

・あまりにも膨大な死と破壊を目の当たりにして、私たちはもう隠れて暮らすことをやめた。本当に自分たちが無力だと実感したら、そこにある種の自由ができあがる。

・私たちの国には、こんな格言がある。「どこも痛くないときは、小さな石を靴の中に入れて、歩きなさい」 なぜなら、こういうことをすれば他人の痛みに思いを致すことができるからだ。

・戦争からは立ち直ることができたが、まだ共産主義体制下で叩き込まれた思考回路は消えていない。つまり、考え方も、生き方も、食べるメニューも一つしかないと思い込んでしまうというものだ。

・ELISAテストを行なえば、食物の不耐性について非常に具体的な点まで知ることができる。

・不耐性でよくあるのがグルテン、乳製品、卵、豚肉、大豆、ナッツなどだ。

・血糖は臓器を腐食してしまうので、肉体は何とかして血液内の糖分を排除したい(だからこそ血糖管理のできない糖尿病にかかると、盲目になったり、神経障害を引き起こしたり、心臓病の原因になったりする)。

・「ポリグロット」とはラテン語からきた用語で「複数言語を自由自在に操る人」の意である。

・頭脳労働は膨大なカロリーを消費する。座る時間がほとんどで、あまり運動をしないはずの博士号を持つ学者やプロ将棋棋士にデブがほとんどいないのが何よりの証拠だ。

・一部を除き純然たる和食でグルテンを含む物はほとんどない。つまり、グルテングリーは日本の方がよほど容易なのである。

・ジャーナリストは戦争を始めることができる。

・グルテンが体内に入ると、小腸・大腸を含む腸全体で吸収されます。その際にタイトジャンクション(密着結合)が開き、腸内細菌から分泌された毒素が脳に運ばれ、脳に炎症が発生します。脳の炎症のために神経細胞は十分なニューロトランスミッター(神経伝達物質)が蓄積できず、それが初動の遅れとなって現れます。

・グルテンが体内に吸収されると、最終的に脳のオピオイド受容体と結合することが医学的に判明しています。それによりモルヒネ状の成分が発生し、軽度の感情的な高ぶりを発生させます。

・極限まで炭水化物の摂取を減らしたことで、糖ではなくケトン体を燃料として脳と肉体を動かしていることがわかります。

・ケトン体が素晴らしいのは、グルコースと比べてATP(エネルギー)産生比率が25%も高い、つまり燃費・効率が著しく良いということなのです。

・朝コーヒーを飲むときにミルクや砂糖など余計な物を入れずに、15ccだけココナッツオイルをたらすとよいのです。すると3時間後にはケトン体の血中濃度が最大となり、認知機能が著しく向上します。

・99.9%の人たちの脳内には「霧」がかかっていて、それが当たり前だと思い込んでいるわけです。そんな中で一人だけシラフでいるというのはどういうことか、もはや説明するまでもないでしょう。

・人類は200~300万年以上のあいだ狩猟生活をしていたわけで、その頃の体内システムが今もそのまま残っています。ですから、アスリートであろうと一般人であろうと、まずは狩猟時代に最高のパフォーマンス・成果を発揮できた食生活に戻すべきというのが基本的な考えです。



ジョコビッチの生まれ変わる食事

ジョコビッチの生まれ変わる食事

  • 作者: ノバク・ジョコビッチ
  • 出版社/メーカー: 三五館
  • 発売日: 2015/03/21
  • メディア: ペーパーバック



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