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『カラー図解 アメリカ版 大学生物学の教科書 第3巻 分子生物学』 [☆☆]

・As difficult as learning many be. ignorance is even more costly.
「どんなに学習(勉強)がつらいものでも、無知の方がずっと高くつくものである」

・アドレナリンは最初に発見した日本人が命名した。エピネフリンは次に発見したアメリカ人の命名である。ヨーロッパでは比較的アドレナリンが用いられているが、日本とアメリカではエピネフリンが優勢である。

・ヒトは平均的には950個の匂いシグナル受容体遺伝子を備えている。しかし、このうち400以上の遺伝子を発現している人はごくわずかで、ずっと少ない数しか発現しない人もいる。

・今日でも、600万人に及ぶケベック系住民の約3分の2は2600人の初期開拓者まで祖先を遡ることができる。フランス系カナダ人は遺伝学の金鉱山と言える。

・精神遅滞の代表的な原因が脆弱X症候群である。男児は1500人に1人、女児は2000人に1人の発症率である。

・あまり知られていないが、我々が普段口にする食物にも何千という天然発癌物質が含まれている。このような天然発癌物質はヒトが晒される発癌物質の80%以上を占めているという。

・発癌には癌遺伝子と癌抑制遺伝子の両者の変異が必要である。

・平均的な成人では、皮膚の重さは全体重の15%程度を占めている。

・免疫システムは軍隊と同じで、安全のためには必須であるが、それが弱すぎても強すぎても、そして狂った場合には大問題となる。

・鋳掛け屋は、劇的に異なるデザインを自由に開発するエンジニア(例えばプロペラ駆動のエンジンをジェットエンジンで置き換えるように)と違って、あり合わせの材料を組み合わせ、手直しして新しい構造を組み立てる。

・形態の進化は革新的に新しい遺伝子の出現によって支配されてきたのではなく、既存の遺伝子がやってきたことの修飾によって支配されてきた。



カラー図解 アメリカ版 大学生物学の教科書 第3巻 分子生物学 (ブルーバックス)

カラー図解 アメリカ版 大学生物学の教科書 第3巻 分子生物学 (ブルーバックス)

  • 作者: デイヴィッド・サダヴァ
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2010/08/20
  • メディア: 新書



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