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『「本当の自分」を見つけて武器にする』 [☆☆]

・「うまくいかない」理由が2つあります。まずひとつは、「自分の個性を無視して方向性の違う」努力をしているケース。2つ目は、相手の個性を理解せず、自分の方法論を通そうとして、失敗しているケースです。

・「相手も自分と同じように考えるだろう」という前提で物事を進めようとしても、コミュニケーションにギャップが生まれるのは当然なのです。

・「エマジェネティックス(EMERGENETICS)」は、emerge(発生)とgenetics(遺伝的特徴)という2つの単語を組み合わせた造語です。

・アメリカでも日本でも、学校での学習指導のフォーマットは「左脳タイプ」に合わせたつくりになっているようです。

・人間は、思考のみならず、行動にもそれぞれの特性があります。同じ思考特性の持ち主でも、行動特性の違いによって、表面に表れる印象が違ってきます。

・それまでのプロファイリング手法を研究したところ、そのほとんどが「思考」と「行動」を混同して考えていることがわかりました。「こう考えている人は、こういう態度だ」と、頭の中(思考スタイル)と、人との接し方(行動スタイル)を、同じ土俵で扱っていたのです。

・分析型の人は、「頑張ってるね」というほめ言葉にも魅力を感じません。極端に言えば「(目的のために)努力するのは当たり前」くらいに考えているのです。

・分析型の人は、5W1Hでいえば「WHY」(なぜ?)の人。「なぜやるのか?」が明確でなければ、行動に移そうとしません。

・構造型の人は、5W1Hでいえば「HOW」(どうやって?)の人。「どうやって(モノを)作るのか?」「どうやって(ゴールに)たどり着くのか?」というプロセスに関しては、計画性や経験則を駆使して、確実に作業をこなしていくことができるはずです。

・「何か?」ではなく「誰か?」が大事。社交型の人の思考には、必ず「誰か」が存在します。

・社交型の人は、5W1Hでいえば「WHO」(誰)の人。「(自分は今この仕事を)誰のためにやっているのか?」を考えることで、力が発揮できるのです。

・コンセプト型の人は、5W1Hでいえば「WHAT」(何)の人です。仕事においても、プライベートにおいても、重視するのは「何をやるか」ということ。

・車の運転も、初心者は「自分は運転に慣れていない」と自覚して、注意しながら慎重に運転すれば、事故を起こさないものです。自分が得意でないことは注意する――これだけで十分です。

・自己主張性は、自己表現性と混同されがちです。両者の違いは、自己「表現」性の強い人が自分の意見を「口や表情に出すだけ」なのに対して、自己「主張」性の強い人の場合は、自分の意見を「通そうとする」ところにあります。つまり、自己「表現」性に強い人は「他人は関係ない」のに対し、自己「主張」性の強い人は「他人を従わせたい」ということです。

・柔軟性とは、「他人の考えや行動、または状況の変化を受け入れようとする意思」のことです。

・「無から有を生む」のではなく、「1を100にする」という考え方です。



「本当の自分」を見つけて武器にする

「本当の自分」を見つけて武器にする

  • 作者: 中村 泰彦
  • 出版社/メーカー: 日本実業出版社
  • 発売日: 2013/04/06
  • メディア: 単行本



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