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『心理学でわかる ひとの性格・感情辞典』 [☆☆]

・似た者同士ばかりで成り立つグループは、うまくいきません家族の中で親と子がぶつかることが多いのは、性格が遺伝しているからともいえます。

・他人の気に入らないところに注目するのをやめましょう。他人の性格を変えようとするより、自分の着眼点を変える方がずっと簡単です。

・頭で考えるだけでなく、紙に書くことをおすすめします。思考を文字にすることで自分の姿を客観的に捉え、必要に応じて調整するのがたやすくなります。

・悲しみ・幸福・怒り・軽蔑・嫌悪・恐怖・驚きの7つの感情は、どの文化圏でも同じ表情で示される。

・勝算はないのに頑張り続けることにも大きな問題がある。あきらめない人は、本来は未来のことを考えなければいけない時間を、執着して過去のことに使っているからである。

・計画を具体化して手順をに落とすプロセスを省かないことだ。計画→実行ではなく、計画→手順化→実行という流れにする。手順化とは、しなければいけない作業や仕事の順番を決めること。

・「怒(おこ)る」と「怒(いか)る」は、ほぼ同じことを表わしているが、一般的に「おこる」が身近な人や状況に限定されている一方、「いかる」は「テロリストに対して激しい怒りを抱く」などのように、公的・抽象的な人や状況に対して使われるという違いがある。

・今の自分に関係がなさそうなことでも、とりあえず首を突っ込んで経験を積む。この経験が、さまざまな場面に遭遇したときに、いつも通りの精神状態でいられるようになる。

・親しければ親しいほど感謝の言葉を惜しむべきではない。

・人と付き合ったり、会話したりできるのは自分と外部の境界がはっきりしており、相手と適切な距離がとれるからだ。

・コミュニケーションが下手でありながら、身体像境界をはっきりさせたいという思いが、奇抜な服装に表れていると考えられる。

・共感力が低いと自覚している人は「他人を助ければ、将来自分が助けられる」と打算的に考えてでもいいから、他人を助けることをしてみよう。

・執念深い人は、ただ恨みをいつまでも忘れないというだけでなく、自己愛が強い、自分の力で物事を決定したいという欲求が高いなどの傾向が要因となっている可能性がある。

・社会の不正に憤る人は多いが、それだけでは正義感が強い人とはいえない。不正に対して見て見ぬふりをすることができず、それを正す具体的な行動を取るのが、本当に正義感の強い人といえる。

・自分で「世間体」と思っていることのほとんどは、自分自身で作り上げた価値観にすぎないのである。

・想像力とは、視覚や聴覚から読み取った情報をただそのままインプットするだけでなく、自分が既に持っている知識や感覚を補いながら、さらにイメージを広げたり、その根底にあるもっと深い意味を読み取ったりする能力のこと。

・簡単に喜怒哀楽の変化を見せないということは、感情が安定しているということ。

・知的な人の特徴として挙げられるのは、知識が豊富であるのはもちろんだが、知識を運用して、さらに新たな知を生み出せる点である。自分の持っている知識をひけらかすだけの人は、知的とまではいえない。

・過度なまでに何かに対して忠実な人は、安全なポジションを欲している。

・日常レベルで起きる問題の多くは、どのような結果であっても時間が解決してくれたり、悩んでも悩まなくてもさほど大きな違いはなかったりする。

・集団生活における苦痛の解消には、人間関係を軸にするのではなく、その集団の中でどんな役割が果たせるかなど、自分が取れる立ち位置を見つけることが大切だ。

・自己評価が低い人は相手から否定されるのではないかと恐れるあまり、不機嫌になるという手段を使って相手をコントロールしようとする傾向がある。

・現在起こっているか、すぐにでも起こり得る問題について感じるのが恐怖であるのに対し、不安はもう少し先、あるいはずっと先の未来を予測することで発生する感情である。

・あまりにも不安が大きくなると、漠然とした未来に対する予測に過ぎなかったものが、今すぐにでも目の前に現れるかのような「恐怖」へと変わっていくのである。

・先天的にプラス思考という人はいない。もともと人間の脳の働きがネガティブな思考に向かうようにできているから。そこで、適度にプラス思考になるよう、意識的にトレーニングをする必要がある。

・優柔不断な人は他人の評価を気にしすぎる傾向がある。ほとんどの決断は、生死に関わるほどのものでないと考えるべき。

・「欲望」は、他者が欲しているものを欲することであり、手が届いたと思った瞬間にはさらに次の欲望に駆り立てられるという性質を持っている。

・自分では意図していないのに相手の心を開いてしまう人を「オープナー」といいます。知らない人によく道を聞かれる人はオープナーである可能性が大。

・評価には4つの種類があります。(1)他の人と比較して褒める「相対評価」(2)比較しないで褒める「絶対評価」(3)最終的な結果を褒める「結果評価」(4)途中経過や変化を褒める「プロセス評価」

・褒め方として一番効果的なのは「絶対評価+プロセス評価+内発的動機付け」の組み合わせです。

・「叱る」とは、相手の間違いを正しく指摘してアドバイスを与えること。感情に任せて「怒る」こととは違います。



心理学でわかる ひとの性格・感情辞典

心理学でわかる ひとの性格・感情辞典

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2018/06/07
  • メディア: 単行本



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