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『本当に必要なものはすべて「小さなバッグ」が教えてくれる』

・大きいバッグには心配と義務感が詰まっている。

・ものがほしいのではなくて、「買った」という達成感を味わいたくて、次から次へと買っていたのです。

・「あってもなくてもいいもの」は買わない。何かを我慢してでも手に入れたいものだけが、人生を豊かにしてくれる。

・「お買い得だから手に入れよう」という気になるものは、「あってもいい」かもしれませんが、本当は「なくてもいいもの」だからです。

・レストランでアラカルトを頼める選択力。

・私の人生の大切な時を刻むものだから、時計だけは妥協したくないの。素敵な針でカウントされる人生を送りたいの。

・疲れやすい原因は、脚にあります。逆に脚を鍛えれば、体力はいくつになっても増強することができるのです。

・手っ取り早く自信をつけるなら脚を鍛えましょう。人を助ける余力までつけて、はじめて一人前なのです。

・顔つきも体も、歳を重ねたら、すべては自己責任です。

・二の腕には、生き様が詰まっている。

・女性は、まだ起こっていないことを先取りして心配して、ゆるやかに積極性を失ってしまう傾向がある。

・決断のための時間がたくさんあってもなくても、結局、決めたことの質はたいして変わらないと思います。ほとんどのことを、人は直感的に「7秒」くらいで決めているのではないでしょうか。

・花は自分で水を飲むことができない。その花に水をやることができない人は、人も育てられない。

・30代後半以降の成熟期は、「自分より若い世代に対して、意味あるものを提供できるかどうか」が課題となります。



本当に必要なものはすべて「小さなバッグ」が教えてくれる (ミニマムリッチシリーズ)

本当に必要なものはすべて「小さなバッグ」が教えてくれる (ミニマムリッチシリーズ)

  • 作者: 横田 真由子
  • 出版社/メーカー: クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
  • 発売日: 2016/05/16
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



本当に必要なものはすべて「小さなバッグ」が教えてくれる

本当に必要なものはすべて「小さなバッグ」が教えてくれる

  • 作者: 横田真由子
  • 出版社/メーカー: クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
  • 発売日: 2016/05/21
  • メディア: Kindle版



タグ:横田真由子
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『「普通」ってなんなのかな 自閉症の僕が案内するこの世界の歩き方』

・ツイッターのプロフィールには、「謎に包まれた、風変わりな思想家」(Enigmatic and eccentric thinker)と書いています。

・遺伝子操作によって、人間の「亜種」を根絶する。

・自閉症は僕の意識の一部だけど、いちばん重要なわけじゃない。僕の脳は自閉症が作り出した機械かもしれないけど、今ではその機会は僕が操作しているんだから。

・でも僕は人を信頼しないわけじゃなく、この人はこうだと考えることができないだけです。

・「考える前に、つい口から出ちゃった」みたいなことを言う人たちがいます。こうした人たちは、感情をコントロールできないと思う。

・感情は人間にもともと備わっているものではない。つまり私たちの共有の素質として組み込まれているものではないのだ。肉体的、精神的、文化的な経験を通して、受け手の脳内に個別に形成されるものだ。

・ここにいる人たちはオックスフォード大学で学位を取れるという前提で、だからここにいるみんなが考えることは真実だ、と仮定して言っている。でも僕はオックスフォードで学位が取れる人の考えだから真実だなんて思わない。

・最初の反応である心拍数の上昇は僕にも自動的に起こる。でも、二番目の大声を上げて走り出すという反応は制御できる。皆さんも制御できるけど、ほとんどの人はその訓練をしていない。

・確かに人の言うことは半分くらいしか聞いていないのに、自分が言いたいことをたっぷり言い返す人たちはいます。僕はそんな人にはなりたくない。

・言葉を使いこなすには、コミュニケーション能力に並行して、コミュニケーションをはかろうとする意思や技能も養う必要がありました。

・めったに使われない語は何品かの料理にしか使われないスパイスみたいなものだけど、その料理に実に素晴らしい風味を加えます。でも、ほとんどの語は毎日に食べてて、飽き飽きしている料理みたいなものかも。

・自閉症でもサヴァン症候群の人たちは大体肯定的に受けとめられるのがお決まりになっています。サヴァン症候群の人たちの魔法のような才能を目にすると、ひたすらすごいと思ってしまって、サヴァンの人たちと自分たちの違いが気にならない。だけど他の自閉症の人たちを見ると、自分たちとの違いばかりが目についてしまう。

・感情はうまく理解できなくてもいいです。感情を頼りにしなくてすむから。いろんな感情がいろんな問題を起こすことをこれまで見てきました。

・何か変なことをしていないかいつも注意している。大丈夫かな、こんなことをしたらまずいかな、と心の中でいつも自分自身にたずねているんです。

・人工知能の「セールスポイント」のひとつに、感情がないことがある。感情を持たず、合理的で、さまざまな計算をこなすとうたわれている。それは自閉症のことを言っているのかも、とちょっと思ったりする? 少なくとも感情を交えることはない、という点は同じだと思う?



「普通」ってなんなのかな 自閉症の僕が案内するこの世界の歩き方

「普通」ってなんなのかな 自閉症の僕が案内するこの世界の歩き方

  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2023/01/25
  • メディア: 単行本



「普通」ってなんなのかな 自閉症の僕が案内するこの世界の歩き方 (文春e-book)

「普通」ってなんなのかな 自閉症の僕が案内するこの世界の歩き方 (文春e-book)

  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2023/01/25
  • メディア: Kindle版



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『老人の取扱説明書』

・医学部や医療現場では、医療の知識や技術は教えてくれますが、患者さんとの接し方は誰も教えてくれないからです。だからこそ、日本は冷たい医師が多いのです。

・「ただ話を聞いていれば伝わる」なんていうのは現場を経験していない人、科学的・医学的な背景を知らない人の意見です。

・医療現場や介護の現場、一般の売り場などでも高齢者とちゃんと接して話している人は、低い声で無意識に話しています。声が低い方が伝わりやすいことを知らない職員は、ただただ大きい声で話しかけます。当たり前ですが、高齢者はすごく嫌な顔をします。声は「量より質」です。

・高齢者の耳は高音域が聞きにくいにもかかわらず、リクルーメント現象といって、一定の音量を超えたとたんに急にうるさく感じてしまうのです。つまり、高い音は小さいと聞こえず、大きいと突然耳鳴りのように痛いほどの音になる。

・昔行った戦争の話をする時、連続して1日に何度も話す高齢者はいません。今日話したら、翌日以降にもう一度話をします。これは、翌日には戦争の話をしたことを忘れるからです。そこで、「繰り返しの記憶」を利用します。1日に何回も連続して戦争の話をしてもらいましょう。そうすると「戦争の話をした」という記憶が定着しやすくなるからです。

・1日にあえて何度も話してもらって、話したことを覚えさせる。

・何をさせていいかわからないときに有効なのが、植物の世話をお願いすることです。

・1から10まで数えると、声がよく出るようになる。

・本を読むと認知症の発症率を35%減らす。

・スクワットと言われるとしんどい感じがしますが、イスから立ち上がる動作と言われるなら、まあできそうではないですか?

・横断歩道の白線と何もない部分の1セットとなる1mを、1秒で歩けているのかをチェックする。

・目を強くつぶってから強く開けるという運動を、1日10回程度行う。

・高齢者に「痩せたね」は、恐怖を植え付ける言葉



老人の取扱説明書 (SB新書)

老人の取扱説明書 (SB新書)

  • 作者: 平松 類
  • 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
  • 発売日: 2017/09/05
  • メディア: Kindle版



老人の取扱説明書 (SB新書)

老人の取扱説明書 (SB新書)

  • 作者: 平松 類
  • 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
  • 発売日: 2017/09/06
  • メディア: 新書



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