SSブログ

『コンサルタントの勉強法 学習マインドとスキルはこうして高めよ』 [☆]

・多くの患者さんは、著名な大学病院で手術してほしいと望むが、よく考えてほしい。大学病院は、たしかに、技術も経験も先を行っている。が、大学病院には併設の医学部がある。そこには、学生そして研修医がいる。だから、手術によっては、研究材料にもなるし、経験の場にもなる。それは当然のことである。そのことを理解したうえで、大学病院への入院を考えるべきなのだ。

・プロの場合、勉強さえしていれば周囲からプロとして認められるわけでもない。どんなに練習熱心な野球選手だったとしても、ヒットを打てない選手は一軍では使ってもらえない。

・人がもっとも意欲を持って勉強に取り組むのは、will(したい)、must(すべき)、can(できる)の三つの条件がそろっているときである。

・「毎日の通勤電車の中で、iPodで英語の勉強をする」というように、その気になれば誰でもできる(can)ことでも、動機(must)と意欲(will)が希薄だと、やはり長続きしないものである。

・人に魚を与えれば、その人は一日は食べていくことができる。けれども釣り方を教えれば、その人は一生食べていくことができる。

・日本の場合は残念ながら、仕事の仕方や練習の仕方を教えるのがうまい人が、必ずしも上司やコーチになるわけではない。マネジメントの訓練を受けたわけではなく、自分自身がプレイヤーとして仕事ができ、名選手だった人の方が出世していく。そしてそんな「名選手」が往々にしてやりがちなのが、自分のやり方を部下に押しつけるというスタイルだ。

・テレビのビジネス情報番組で流されるストーリーは、あくまでも他者がつくったストーリーである。それを鵜呑みにしていては、受け売り以外の何者でもなくなってしまう。

・キーワード思考法で、本質をつかむ力を高める。たとえば1冊の本を読了したとき、20ページの雑誌の特集を読んだとき、テレビの経済情報番組を見終えたとき、この本の、この特集記事の、このテレビ番組のキーワードは何かを考える。

・所属している世界の数が多い人ほど、発想力が豊かで、柔軟性の高い人間になれるものだ。

・読書は勉強の原点である。読書を制しなければ勉強を制することはできない。



コンサルタントの勉強法

コンサルタントの勉強法

  • 作者: 野口 吉昭
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2009/12/17
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



タグ:野口吉昭
nice!(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 0

トラックバック 0