SSブログ

『面白くて眠れなくなる人体』 [☆☆]

・ナトリウム濃度は0.9パーセントと決まっているので、これより高くても低くても、細胞は生きていけなくなります。「体内に注射しても良い塩分濃度」も0.9パーセント。これが生理食塩水の塩分濃度です。

・塩分が体内に溜まると、体内の塩分濃度を一定に保つために体液の量が増えてきます。つまり、水ぶくれになるのです。血流量も増えますから、心臓が送り出す血液量も増えて血圧が上がります。

・ちなみに「脳のシワが多いと頭が良い」というのは俗説で、大脳皮質のシワの数と賢さは関係がありません。

・「Rh抗原」には、C、c、D、d、E、eの6種類があり、中でもD抗原は輸血に作用しやすいことから、D抗原を持っている人は「Rhプラす」、持っていない人は「Rhマイナス」と表現します。

・日本人の99.5パーセントがRhプラスで、Rhマイナスは0.5パーセントしか存在しません。

・医療現場では、すぐに輸血したりはしません。必ず輸血を受ける人の血液と、輸血する血液を混ぜ合わせ、凝集反応が起こらないことを確認したうえで輸血を行っています。

・正座をすると、体の重みが足にかかることで血管が圧迫されて、血液の流れが悪くなります。そうなると、筋肉や神経が酸素不足を起こし、一時的に麻痺した状態になるのです。運動神経に麻痺が起こると、足の甲が伸びきったままで足首を曲げられないので立てなくなります。

・タンパク質は、炭素と水素と酸素のほかに、窒素の原子も多く含んでいます。タンパク質の最小単位はアミノ酸ですが、「アミノ」とは「窒素を含んでいる」という意味です。

・目を閉じて育てた猫は、途中で目を開いても、もはや物を見ることはできません。それは、脳の視覚を発達させる部分が成長しないからです。



面白くて眠れなくなる人体

面白くて眠れなくなる人体

  • 作者: 坂井 建雄
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2012/10/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



タグ:坂井建雄
nice!(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 0

トラックバック 0