『ハーバード式「超」効率仕事術』：紙魚：So-netブログ

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『ハーバード式「超」効率仕事術』　[☆☆] [編集]

・何かを頼まれたら、すぐその場で対応するか無視するかを決めた方がいい。大まかに言って、おそらく頼みごとの八割は返事をしなくていいものだ。

・営業マンの多くは売り上げの八割を二割の顧客から得ているにもかかわらず、その他八割の顧客のためにほとんどの時間を使っている。

・休符は……音符と同じくらい大切だ。休符にこそ表現が込められ、それが想像力を刺激するのである。

・頭を使って判断したり(今日はどのシャツを着ようか？)自制心を発揮すること(クッキーを食べちゃダメ！人参を食べないと！)が脳を疲れさせるという。運動で筋肉が疲労するのと同じことだ。

・機材があろうとなかろうと、自制心がなければ定期的な運動の習慣はできないし、それは自分で身につけるしかないのである。

・機内持ち込みのスーツケースを選ぶときは、座席上の収納棚にちょうど入るサイズを選ぼう。縦55センチ、横40センチ、幅25センチまでが一般的だ。

・睡眠の質を左右するリクライニングの角度は40度だと結論づけた――それよりも浅いと良質の睡眠をとることが難しくなる。

・ミーティングとはありったけの空間に充満してゆくガスのようなもの。

・全員が当たり前に知っている略語を使うのは、まったく問題ない。しかし、それが行き過ぎると、新入りが会話には入れなくなってしまう。

・新入りの学習速度を上げるためには、業界やその企業固有の略語の一覧表をまとめて自由に閲覧できるようにすべきだろう。

・成果を上げるプロフェッショナルに必須の個人のスキルは三つある。読むこと。書くこと。話すこと。

・アメリカ成人を対象に読解力の大規模な調査が行なわれた。その結果、アメリカ人の大学卒業生のうち、「充分な」読解力があったのは、たった31パーセントだった。

・アクティブ・リーディングは、言葉や文章を読み飛ばす方法である。こうすれば、自分が頭に入れたい内容に集中できる。つまり、毎分読むワード数を増やすのではなく、減らすことによってスピードを上げるのだ。

・メールが主流になるにつれ、書く技術はこれまでになく生産性の向上に不可欠となっているのに、多くのプロフェッショナルはきちんとした訓練を受けていない。

・人は、何か意味のある仕事を成し遂げたと思えるときが、いちばん幸せである――そして、もっともやる気になれる――ということだ。

・社員が個人商店を経営している気持ちにならないと、常に指示を待ち、上司に問題解決を頼るようになる。それではみんなの時間を浪費してしまう。

・信頼への第一歩は、適材の採用だ。健全な倫理観を持つ、優秀でやる気のある人材を採用しなければならない。

・ページビューだけを測るのは問題だ。おそらくウェブサイトのデザインがお粗末で、訪問者が目当てのものを見つけるまでに八ページもさまよう必要があったのかもしれない。

・「硬い」科目というのは、正解と不正解がはっきりしているような、たとえば物理のようなどちらかというと厳密な学問のことだ。

・まず「硬い」科目を勉強することで、「柔らかい」科目を評価するのに必要な基本的なスキルが身につく。

・「柔らかい」科目なら、独学できる。社会学分野の話題なら論文をいくつか読めばだいたい要点がつかめるが、神経生理学の基本を学ぶには、授業を受けるしかないだろう。

・ほとんどの人は変化より安定を好む。しかし、変化は経済の必然であり、例外ではない。

・ロビー活動は失敗し、ビデオはアメリカ家庭の必需品となった。しかし、ビデオは映画業界を破壊するどころか、巨大な新市場を生み出すことになった。今日、映画業界は、興行収入よりもDVD――ビデオの後継品――の販売から多くの収益を上げている。

・失敗は身を滅ぼさない。自分を変えないことは身の破滅につながる。

・人は、マイナスの行動を重く見るのである。ほんのたまに嘘をついただけでも、「嘘つき」だと思われる。だが「正直」だと思われるには、いついかなるときも真実を話さなければならない。

・一生かけて誠実であり続けるには、目先の利益を犠牲にする覚悟がいる。

・自分の行動が適切かどうかに迷ったら、「ニューヨーク・タイムズ・テスト」をやってみるといい。その行動が「ニューヨーク・タイムズ」の一面に出ても差し支えないかどうかを自問してみよう。

・集団心理の研究によると、6人から7人の集団が意思決定に最も適しているという。その程度の人数なら集団行動に対して全員が個人的な責任を感じるうえ、比較的短時間でコンセンサスを得ることもできる。