SSブログ

『「ぐずぐず脳」をきっぱり治す! 人生を変える7日間プログラム』 [☆☆]

・他人の価値観に頼るしかないから、人から見た「優等生」を人生の目標とし(成績がいい、儲けている、やせている、若く見える、人に優しくできる、などなど)、人の思惑を気にして気にして生きていくことになる。

・私たちの脳は、網膜(目)に当たる光の強弱で、そのモードを変える。網膜に当たる光がなくなると、脳は「感知と思考の活動」を休止して眠りに入り、その代わり、新陳代謝や知識構築を進めるモードに入る。網膜に当たる光が、闇から朝日に転じると、脳は「やる気」のホルモンを分泌し、活動モードに入る。

・少しどんよりしていた方が幸せかも。頭がスッキリすると、脳が鋭敏になって、一日が長く感じられる。退屈な暮らしには耐えられない。

・セロトニンは別名「天然の抗うつ剤」と言われ、これがしっかり出ていると、ことさら何かなくても楽しいし、他人に慰めてもらわなくても満足感が自噴する。

・脳にとって、何より怖いのは低血糖だ。血糖値が80mg/dLを下回ってくると、脳内ホルモンが出にくくなって集中力を失う。血糖値が40mg/dLを下回ると意識混濁に陥り、そのまま何時間も続けば脳死にも至る。

・私たちは、潜在意識の取捨選択に、人生を託しているのである。顕在意識で恣意的に取捨選択していることなんて、潜在意識が何十何百の中から選りすぐった数個からの取捨選択にしか過ぎない。

・ネガティブ回路の持ち主は、顕在意識の選択の前に、既に「うまくいく事象」を見逃している。残ったしょぼい情報で、いくらポジティブ思考をしてみたって、空回りするだけ。

・その昔、電電公社が黒いダイヤル電話を普及させたとき、市内局番は7桁以内にするように現場に厳命が下ったという。理由は、7桁までなら、電話番号を耳で聞いて、ダイヤルを回し終えるまで覚えておける人の数が90%を上回るのに、8桁になった途端に10%台まで下がるからだったそう。

・ちょうど7つで表された情報には完全性を感じるという傾向もある。「箱」がすべて埋まるので、世の中のすべてをつかんだような気になるのに違いない。

・人は、4~6個の選択肢からものを選び取ったとき、最も選択満足度が高いそうだ。この6という数が興味深い。たしかに、6種類なら7属性以下。人は、とっさに全体がつかめる。全体を把握して、賢い選択をしたような気分になれるに違いない。

・なぜか6種類を超えてはいけないらしい。これは仮説だが、7種類だと「完全性」が生じてしまうので、そのうちの一つだけを買って持ち帰るのに抵抗が生じるのではないだろうか。

・時間幅のある情報が、この7つの「箱」を埋めたならば、私たちの脳は「一巡した」と感じる。たとえば、7日。

・セロトニンは、その95%以上が腸内で作られ、脳に送り込まれている。したがって、腸内環境は脳内環境と言っても過言ではない。

・そもそも脳にとって、失敗は賢くなるためのステップ。失敗によっていらない回路を消し、今日より明日、明日より明後日と賢い脳に進化していく。

・椅子に座るときはズデンと身体を放り出すように座らないように。ポイントは、いつでも手をつかずにスッと立ち上がれる姿勢をキープしたままゆっくりと座り、座っている間もそれをキープすることだ。

・「素敵なキャリアウーマンになりたい」とか「ヒーローになりたい」なんて言うふうに自分にスポットライトを当てる人はぜい弱だ。なぜなら、自分が世界観のすべてなので、自分を否定されたら、脳にとっては、この世の終わりだからだ。けれど、「あれが好きでたまらない」「世界一のあれを作りたい」などと思っている人は、自分を否定されてもへっちゃらだ。「自分もまだまだだ」と思って、前に進むだけ。

・一つでいいから人に語れるものを持っていると、今まで全く付き合いのなかった人からも興味を持ってもらえるようになる。

・脳は、右脳で感じて、左脳で出力する。気持ちを口にするということは、右脳と左脳を連携させている脳梁を使って、イメージを出力することだ。同じ場所を使って、私たちは、アイデアを出し、気の利いた言葉を出す。いいアイデアが出ない、気の利いた言葉が出ない、という人は、日ごろ、自分の気持ちを言語化していない人が多い。



「ぐずぐず脳」をきっぱり治す! 人生を変える7日間プログラム (集英社学芸単行本)

「ぐずぐず脳」をきっぱり治す! 人生を変える7日間プログラム (集英社学芸単行本)

  • 作者: 黒川伊保子
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2017/02/17
  • メディア: Kindle版



「ぐずぐず脳」をきっぱり治す! 人生を変える7日間プログラム

「ぐずぐず脳」をきっぱり治す! 人生を変える7日間プログラム

  • 作者: 黒川 伊保子
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2016/08/26
  • メディア: 単行本



タグ:黒川伊保子
nice!(0) 
共通テーマ:

nice! 0