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『お話・数学基礎論』 [☆]

・個数をかぞえる数のときには基数とよび、ならべる数のときには順序数とよびます。

・命題論理では「そして」「または」「でない」「ならば」しか使えませんから、「すべての物について」とか「ある物について」という表現ができません。

・命題論理に「すべて」と「ある」をつけくわえたのが述語論理なのです。

・つつじの名所に行っても観光客の背中見物になりかねない。

・「お片づけする、ならば、おやつにする」の逆は「おやつにする、ならば、お片づけをする」ですが、それをいいかえると「お片づけをしない、ならば、おやつにしない」となります。これは「おやつにする、ならば、お片づけをする」の対偶といって、同じ意味なのです。「片づけたらおやつ」は約束しても、その逆の「片づけなかったらおやつなし」は約束なさらなかったのです。

・神が知っているかどうかよりは、私が知っているかどうか、が問題です。神が知っていても教えてくれなければ何の知識にもならないのです。

・若いときならばやり直しもききますが、名誉をもらう年齢になって自分の人生を否定されたようなできごとに遭遇しては、気も沈むでしょう。

・基礎論学者とは、自分が働かないとビルが崩壊すると信じて、地階の部屋で糸を張っている蜘蛛のようなものだ。






お話・数学基礎論―数学では必ず正しい結論に到達できるか? (ブルーバックス)

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  • 作者: 八杉 満利子
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2002/06
  • メディア: 新書



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