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『大事なものから捨てなさい メイコ流笑って死ぬための33のヒント』 [☆☆]

・母や、祖母の世代は終い支度が上手だったと思う。今よりも寿命が短かったから、かなり若いときから「いつなんどき、どんなことがあっても、みっともなくないように」と身の回りを奇麗にしてきた。

・「健康とはこういうものだ」という固定観念や、「こんな生活をしなければならない」という理想を手放すことができれば、何歳になっても自由に生きられるのだ。

・週に何度も病院に通うなど、病気に振り回されることになる。人生の残り少ない時間をただ病気への対処ばかりで過ごす。そんな生活はまっぴらごめん。

・「今度はこういう話です」という台本を渡されれば、それに合わせるのが女優の仕事だ。「お金がない」と嘆くより、「年金で暮らす役を演じるのね」と考えた方が、ずっと楽しい。

・エサをやったり、トイレの始末をしたりと、自分が世話をしないとダメな存在がいることは、自分が生きる支えにもなる。

・きっと記憶力という陸地が、年齢という波に毎日少しずつ削られて、気づいたらこんなことになっていたということなのだろう。

・同じベッドで寝る必要はないが、同じ部屋にいれば、いざというときに互いの異変に気づける。

・最後の言葉さえ伝えられたなら、旅立つ瞬間に一緒にいたかどうかはどうでもいいことだ。

・基本的な考えは「ケ・セラ・セラ」、人生はなるようになる。逆に言えば、なるようにしかならない。

・実際にどうだったかではなく、自分がどう考えるか。どんな「つもり」で人生を演じるのかが、いちばん大事なのだ。



大事なものから捨てなさい メイコ流 笑って死ぬための33のヒント

大事なものから捨てなさい メイコ流 笑って死ぬための33のヒント

  • 作者: 中村 メイコ
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2021/08/03
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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