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『東大教授の考え続ける力がつく思考習慣』 [☆☆]

・ベテランと新人の違いは、何を省略すればいいか知っているかどうかなんですよ。

・物事を単純化するときには、「場合分け力」が必要です。どんなに複雑に見えることでも、大きく分けると実は3つの要素に分けられるというケースが多いです。

・「事実」と「意見」を分けて考える。「意見」は誰でも自由に言うことができるので、簡単に信用してはいけませんが、「事実」は疑いようがありません。

・論文をチェックしているときのポイントも、「事実」と「意見」を分けて考えているかどうかです。「こういう事実に対する自分の意見はこうだ」と、読んだ人にもその違いが分かるように説明することが、科学者の第一歩。

・「意見」だけで許される仕事は、テレビのワイドショーに出ているコメンテーターのように、主観的な意見を求められる特殊なケースだけです。

・この年の食料全消費量は16.6兆円で、国内で生産された食料の生産額は、10.9兆円ですから、「生産額ベース」で計算した食料自給率は、10.9兆円÷16.6兆円となり、約66%です。生産額ベースで計算してみれば、日本の食料自給率は決して低くないことがわかると思います。さらに、他国のほとんどは、生産額ベースで食料自給率を発表しています。

・教え子にも、「インターネットに載っていない情報が集まる人間になりなさい」という話をよくしています。

・「この授業では、インターネットで検索しても載っていないことしか話しません」と説明したら、登録者数が一気に100人を超えました。頭のよい学生は敏感で、自分で勉強すれば分かる授業には興味を示さなくなっているのです。

・そんかとくか 人間のものさし うそかまことか 仏さまのものさし。人間は損得に流されやすいけれども、仏様のように嘘か誠かで物事を決められるようになりたいものです。

・毎日1回1分でできる超簡単なのが「なぜ? なぜならトレーニング」です。たとえば、電車に乗るとき、「ここにライトがあるのはなぜ?」「この位置にモニターがあるのはなぜ?」というふうに、目に飛び込んできたものに関することを「なぜ?」から考えてみるのです。

・筋肉に負荷をかけて鍛えるように、脳も「なぜ?」を考えて負荷をかけることで、ぐんぐん鍛えられます。

・イギリスの人気コメディドラマ『ミスター・ビーン』や、チャップリンの無声映画シリーズは、ノンバーバルメッセージの究極の例です。

・何をするにも慎重になって、石橋を叩くのは悪いことではありません。しかし、慎重になりすぎて橋を叩く割ってしまったら、もう先へは進めなくなります。



東大教授の考え続ける力がつく 思考習慣

東大教授の考え続ける力がつく 思考習慣

  • 作者: 西成活裕
  • 出版社/メーカー: あさ出版
  • 発売日: 2021/04/23
  • メディア: Kindle版



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  • 発売日: 2021/04/07
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