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『世界のニュースを日本人は何も知らない 2』 [☆☆]

・日本人には、身体に良いものや新しいものはとりあえず試してみようという好奇心がありますが、イギリスの人々は案外保守的で、どれだけ良さそうなものであっても、自分たちの習慣と違えば絶対に受け入れません。

・能力がない人間や理解力がない人間は無視するほかない。つまり、最初から何も期待していないのです。

・アメリカや欧州では、役人や医師、政治家は頑なに訴訟を恐れますし、あとで説明責任を求められるのを嫌がるので、WHOなどの裏付けのあることしかやりたがりません。

・家族に死人が出て、やっと自覚するのです。でもそれでは、時すでに遅し。

・人間の本質は言葉ではなく行動に出るのです。

・「他人に配慮できる」ということは、実はとても高度な文化です。相手の心や置かれた状況、自分の行動が中長期的に与える影響などを瞬時に判断し、予測するという「想像力」がなければ無理だからです。

・良い学校ほどしつけには熱心です。しつけに従うことは、自分が置かれてた環境を理解できるということ。言い方を変えれば、ルールを理解できる、あるいは、周囲に配慮できる、ということになります。

・周囲への配慮を学び、秩序を守る人間になることは、将来経営者や官僚になったとき、大きな財産となります。

・日本しか知らない左翼の人たちは、「海外の方が子供の権利が保護されている」と言いますが、実は、他の先進国より日本の方がはるかにマシです。

・左翼の人々は恵まれた環境に産まれているので、貧困層が抱える問題はお金だけではなく周囲の環境にも深く関係していて、想像をはるかに超える複雑さを持っていることに思い至らないのです。

・エリザベス女王はミリタリー女子の先駆けです。戦時中は王族で、しかも女性でありながら軍用車両の整備を担当し、みずからも車両を運転するといった軍務に従事していました。

・王室は、伝統と古臭さを見せて商売にするのが家業。いわば、そういう見世物なのです。日本の歌舞伎や能とさほど変わりません。そこにはフェミニズムや先進性はいらないのです。

・異人種であっても、イギリス的なマナーや言葉を身につけていて品格がある人は歓迎されます。これはこの国が、世界最強とされた大英帝国であった名残でしょう。

・最近流行しているドラッグの流通方法は、ドローンを活用したやり方です。お客は庭にタオルやリボンなどで目印をつけておき、売人はドローンで少量を配達するのです。

・フィンランドの生徒の八割以上が分数の計算問題ができなかったのです。また日本の中学三年生に相当する学年の三分の二がパーセンテージの計算ができず、買い物をするときに値引き計算もできません。なぜ、これほど教育事情が悪いフィンランドのイメージが戦略的に持ち上げられてきたのか──その背景にあるのは政治による工作です。フィンランドがメディアで大きく取り上げられるようになったのは、経済協力開発機構(OECD)が教育分野での発言力を増強するためでした。

・農業や畜産の世界では、ウイルスや細菌との戦いが日常茶飯事なのです。



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