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『夏井いつきの俳句道場』 [☆☆]

・しかもそこに描かれる孫たちは、日本中のどの家のどの孫に当てはめても、おおよそ適用できるというシロモノ。これでは詠まれた孫本人も喜んではくれない。

・文字で書いてあるだけなのに、読者の口内に唾液という人体反応を催させるものが「おいしそうな句」なのだ!

・元号が変わる時代の節目に居合わせることも広い意味での吟行だ。時代を吟行すると言い換えてもいいだろう。

・タブーはテクニックに変換すべし!

・俳句は短く、凝集的、空間的、感覚的、挨拶的になるものなのだ。

・「絶滅寸前季語」吟行をオススメする。見られるものは見ておく、体験できるものは体験しておく。

・多くの人が何となく共有している「知識」が、聞く耳を遮断してしまうケースもあります。

・春になりたての鶯は上手に鳴けないんです。練習不足のせいと思われがちですが、実は! 日照時間。春に向けてだんだん日が伸びていくと、その変化を体で感じとり、ホルモンバランスが変わることで美しい声で鳴けるようになる。そういう仕組みになっているんです。



NHK俳句 夏井いつきの俳句道場

NHK俳句 夏井いつきの俳句道場

  • 作者: 夏井 いつき
  • 出版社/メーカー: NHK出版
  • 発売日: 2021/06/18
  • メディア: 単行本



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