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『才能の正体』 [☆☆]

・「いい結果」が出ると、その人の過去にやっていたことが、すべてポジティブな見方で捉えられるようになってしまいます。

・人々は、「結果」から遡って「物語」を作ろうとするものなのです。

・「Why型」で考える人は、結果主義者。自分に限界を作り、能力が伸びない。結果ではなく経過を楽しめる「How型」は、能力を伸ばして才能を手に入れる。

・脚をM字にしてあげる。お腹の中にいた頃の胎児の状態にしてあげることです。その体勢をキープするようにしてあげる。そうすると、すぐ泣きやみます。

・「動画撮影」と「手書きのメモ」は、根本的に大きく違います。手書きのメモには、書く人の主観が入ってしまうので、自分が見たいところだけを見て、大事なことを取りこぼす可能性がある。一方、動画だと、普段「自分の意思では見ていない」ところまで映ります。

・知らない人に知識を与えるのが「教育」です。そして、知っているけれどやれない人をやれるようにするのが「マネジメント」なのです。多くの親御さん
は「なぜ勉強をするのかをわかっていない状態の子」にマネジメントをしようとするから、うまくいかないのです。

・人は、議論の対象に具体性がないときほど、批判的な意見を言いがちなのです。一方で、具体的なイメージを最初に提示すると、そこをゴールとして、そこまでの道筋を見つけ出そうと考え始めます。

・一晩語り合うよりも、毎朝続ける1秒の笑顔の方が仲間意識を深める。

・あなたが「今、認知したこと」は、それまで「認知できていなかった」ということ。本当は認知していたはずなのに。

・指導をするということをやめて、とにかくフィードバックすることに徹すること。そして、本人に自力で気づいてもらうようにするしかないのです。

・部下が「あの上司、ムカつく」という感情を抱くのは、社会的に見たらデフォルトです。自分はこうしようと思っていたのに、「違う」「こうしろ」と言われるのですから、ムカついて当然。

・日本には引き分けの文化がない。

・日本人は。「団体行動」は得意でも、「組織行動」となるととても苦手なのではないかと思うのです。全員が同じ動きで同じルールの下で行う「団体行動」については幼少期から訓練されてきているけれど、「目的のために」「組織的に」「状況に最適化」する動きを個々が行なうことは苦手。むしろ「みんなと違うことをするな」と叱られるのでできない。

・「なかなか人間は自分のことをさらけ出す」ということをしませんし、だからこそ「本当に理解してもらう」ということはなかなか難しいということです。

・感性磨きは靴磨きだ。

・本当の天才というのは、一般には理解されないものです。市井の大勢の人が、あの人は天才だ! とわかるような天才は、本当の天才ではないでしょう。



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