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『もっと、やめてみた 「こうあるべき」に囚われなくなる暮らし方・考え方』 [☆☆]

・よく聞く「いいものを大切に長く使う」って節約の方法かと思ってたけど、少しずつ身のまわりが豊かになる方法なのかもしれないな。

・今まで友達ってお互い興味を持たないとなれないと思ってたけど、同じ方向を向いている者同士なら、案外すんなり友達になれるものなのかも。

・僕は素のままがいいとは思わないな。──ってか、なんで素の自分なら友達できると思うの? そんなに素の自分は素晴らしいの?

・まるで自分の部屋にひとりでいるような素の人。



もっと、やめてみた。

もっと、やめてみた。

  • 作者: わたなべ ぽん
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2017/07/20
  • メディア: 単行本






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『アマゾノミクス データサイエンティストはこう考える』 [☆☆]

・分析すべき情報があまりに膨大であったため、東ドイツ崩壊時には労働人口の1%が秘密警察のフルタイム職員であったほどだ。

・18世紀には、聖書や教理問答の有名な文章を朗読できる者は、学があるとみなされた。今日ではその程度しか文字が読めない者は、現実的に学がないとみなされる。

・生データ自体はあまり役に立たない。データに価値を付与するのは、データを統合、分析、比較、選別し、新たなデータ製品やサービスとして流通させるデータ精製会社である。石油が産業革命以後の社会を支えた装置の燃料となったように、精製されたデータはソーシャルデータ革命を支えるインフラの燃料となる。

・グーグルのランキングが高いからと言って、そのページの情報が正しいとは限らない。それは単に多くの人が関心を持ったという事実を示しているに過ぎない。

・データ・リテラシーの高い人が持つべき基本的スキルの一つは、信頼できそうなデータ、信頼できなそうなデータ、およそ信頼できないデータを見分ける能力である。

・石油の精製とデータの精製には類似性がある。精製プロセスが一定の段階を過ぎると、特定の油井から掘削した原油だけを取り除くことは不可能になる。

・100年前の人々がプライバシーのために戦ったからというだけの理由で、われわれが同じ行動に出るべきではない。

・技術者の世界では、コミュニケーションの目的は情報を伝えることにある、とよく言われる。だがフェイスブックの創業者マーク・ザッカーバーグが直観的に知っていたように、情報の目的は人々にコミュニケーションの口実を与えることなのだ。

・リンクトインでかつて戦略プロジェクト担当バイスプレジデントだったエレン・リビーは、データを必要としている人ではなく、データを持っている人に役立つサービスを考えたことが、サイトの大きな飛躍につながったと振り返る。

・人間関係を作るのに最悪のタイミングは、何かを必要としているときだ。そうなると関係構築ではなく取引になってしまう。両者は明らかに別物だ。反対に、関係を作る一番良い方法は、下心なしに誰かを助けることだ。

・フェイスブックはニューヨーク・タイムズとは違う。読者が誰であろうと、編集者が決めた同一のニュースを読ませる媒体ではない。フェイスブックのニュースフィードのベースとなっているアルゴリズムは、情報をもらわなければ情報を提供することのできないものであることを、ジョーは理解していなかったのだ。フェイスブックは「出来合いの」サービスではない。

・研究者が近況アップデートで使われる言葉を分析したところ、ある都市で雨が降ったことで生じた否定的感情は、その人物のソーシャル・ネットワークを通じて拡散していき、からっと晴れた都市にいる友達の投稿の感情表現にも影響を与えることがわかった。

・誰かを信頼しているというのは、その人物の過去の振る舞いから行動パターンを予測でき、そのパターン通りに振る舞うだろうと期待できることを意味する。通常、誰かを信頼するというのは、その人物が将来にわたってあなたに「好意的に」振る舞う、そしてあなたの利益に配慮した行動をとると考えられる場合である。

・コンテクストとして特に重要なのは「過去」と「ピア(仲間)」である。昔の自分と今の自分、あるいは自分と他の人々の違いを比較することで、初めてデータに意味が生じる。

・少なくとも先進国では100歳まで生きる人もいるのに対し、企業の寿命はそれほど長くない。政府も個人情報を守ることにかけては実績が芳しくないし、方針が変更することもある。どちらも100年、もしくは遺伝情報のように世代を超えて使われるデータをガバナンスする組織としてふさわしくない。



アマゾノミクス データ・サイエンティストはこう考える

アマゾノミクス データ・サイエンティストはこう考える

  • 作者: アンドレアス ワイガンド
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2017/07/28
  • メディア: 単行本



アマゾノミクス データ・サイエンティストはこう考える (文春e-book)

アマゾノミクス データ・サイエンティストはこう考える (文春e-book)

  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2017/07/28
  • メディア: Kindle版



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『共感マーケティングのすすめ』 [☆☆]

・そこに人がいること、それがメディアの影響力としてまず一番の大きなパワーです。ターゲットとなる人がいるからこそ、マーケティングや広告の施策を扱う場として成立しているわけです。

・インスタグラム上の投稿が「誰かの体験の結果」であること、これは欠かせない大きなポイントです。「体験して投稿」するからには、その前に「購入」が含まれている場合が多いということです。

・いつの時代も人は人から影響を受ける。

・共感の対象は商品ではなく、インフルエンサーであり、そのインフルエンサーが提案するライフスタイルです。ですから、無形の商品であるサービスの提案も、インスタグラムではおおいに可能です。

・グーグルやヤフーで検索した場合、得られるのは、公式情報やそれに近いものであることが大半です。一方で、インスタグラムで検索をすると、その商品のあるシーンの写真が並びます。

・グーグル画像検索での検索結果がカタログであるなら、インスタグラムでの検索結果はアルバムといえるほどの違いがあります。

・インスタグラムでは誰かに真似されたいセンスを披露して知らない人からも共感を得ようとしていて、フェイスブックではすでに知っている人に対して日常の報告をしている。

・服はリアルの店舗ではなくネットで買うという若い人が、こう言っていたのが印象に残っています。「(リアルな)店舗には、テキスト説明ないから困る」

・フォロワー数が増えてくると、エンゲージメント率は下がっていきます。フォロワーからの「いいね」の割合が減るのです。これは、頻繁に「いいね」してくれるリアルな友人ではなく、読者やファンのように、投稿をただ眺めているだけの人の増加を意味すると解釈できます。

・ユーザーがインスタグラムで見たいのは、カタログのような写真ではなく、真似できるお手本、参考事例のような写真です。

・世界中で50億人以上が携帯電話を持っています。この数は指標によっては、水洗トイレにアクセスできる人の数よりも、携帯電話にアクセスできる人の方が多いといわれています。

・インスタグラムに決済の機能が付いたことで、これは新しいひとつの国が誕生したことを意味し、この国で経済活動を続けていくには、この国にふさわしいマーケティングが必要だと感じています。



影響力を数値化 ヒットを生み出す「共感マーケティング」のすすめ

影響力を数値化 ヒットを生み出す「共感マーケティング」のすすめ

  • 作者: 福田 晃一
  • 出版社/メーカー: 日経BP
  • 発売日: 2018/12/06
  • メディア: 単行本



共感SNS 丸く尖る発信で仕事を創る (幻冬舎単行本)

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  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2019/05/30
  • メディア: Kindle版



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