『片づけの解剖図鑑』 [☆☆]
・南側がすべて掃き出し窓になっていたりする、いわゆる「開放的な住宅」は、とても素敵な印象を見る者に与えます。けれど実際の生活は小さな苦労の連続。窓が大きい分、壁の面積が小さくなるので、モノの寄りかかれる場所が減り、ちょっとした棚を置こうにも最適な場所が見つからないのです。
・リゾートホテルのプールサイドには必ずデッキチェアがあるように、シンクのそばにも洗ったものを置く場所がなければならないのです。
・アイランドの部分にコンロをもってくると、油の飛散で部屋中が悲惨なことに。
・家は少し小さめにつくるくらいがちょうどよい、という経験則がある。
・設計の段階で「自転車をどこに置くか」考えている設計者はあまりいません。
・音を片づける──なんとも情緒的な表現ですが、心地よい住まいには、例外なく音をうまく片づける仕掛けが施されています。
・よく「親の顔が見てみたい」というが、モノの多い家庭の一世代前の家にお邪魔すると、果たしてそこもモノの多い家庭であることが多い。
・リゾートホテルのプールサイドには必ずデッキチェアがあるように、シンクのそばにも洗ったものを置く場所がなければならないのです。
・アイランドの部分にコンロをもってくると、油の飛散で部屋中が悲惨なことに。
・家は少し小さめにつくるくらいがちょうどよい、という経験則がある。
・設計の段階で「自転車をどこに置くか」考えている設計者はあまりいません。
・音を片づける──なんとも情緒的な表現ですが、心地よい住まいには、例外なく音をうまく片づける仕掛けが施されています。
・よく「親の顔が見てみたい」というが、モノの多い家庭の一世代前の家にお邪魔すると、果たしてそこもモノの多い家庭であることが多い。
タグ:鈴木信弘
『世界の危険思想 悪いやつらの頭の中』 [☆☆]
・依頼者と実行者という二つの存在が噛み合った時に殺人が発生する。
・世の中で起きている殺人の多くは依頼と実行という二つの作業を一人で実行する。だからそのハードルは高く険しいのだ。
・人を殺す「動機」の大きな要素、それは「金」である。金のために人を殺す。
・取り調べの人数を減らそうとする考えが、現場で犯人を減らすために殺すことにつながっているのだ。つまり、取り調べや調書を取るのが面倒だから殺していることを示しているのである。
・胃袋と巾着袋(財布)を掴まれると、人間は「大変お世話になった相手、恩人」と認識する。そのため、その人=ボスの支配下に入ってしまうのだ。
・独裁国家や軍事国家では、警察権力や軍の力が強すぎて、裏社会的な勢力はきわめて脆弱。アンダーグラウンド・マーケットのブローカー的な連中が大半になってくる。
・オピオイドも例外ではなく、深刻な薬物依存を引き起こすことがわかった。それでも流通し続けた。しかも処方されるのは、ちょっとした怪我での痛み止め程度である。これまでにドラッグに無縁だった人たちは、疑うことなく自ら中毒者になっていったのだ。こうして全米に多くのオピオイド中毒者が誕生したのだ。
・誤認による理解の生み出す結果はろくなものではない。
・その市場が一定程度の成熟を迎えているのがわかる。ポイントは広告があること。ライバル店があれば、競争が生まれるので広告も必要になるということなのだ。
・地元の人もそこに観光客がいるのは百も承知である。となると、そこの集まってくる地元の人は偶然の出会いを楽しむ親切なギリシャ人ばかりだろうか。そんなわけはない。そう考えてしまう人は何がしかの犯罪被害にあいやすいと思う。普通の住人だったら、観光客で溢れかえっている場所に行くなんて、用事があっても避けるだろう。わざわざそんな場所に来るということは目的があるのだ。
・特に必要のない交流は時間の無駄である。
・リスクのあることをやる人たちというのは、きわめてシンプルな動機で動くことが多いのだ。逃げるための理由なんていくらでも考えることができるが、考えない。人を突き動かすものに多くの言葉は必要なのである。麻薬ビジネスに関わるものの頭の中にあるのは金だけ。
・カルテルにとって暴力は手段のひとつであって、必ず行使しなければならないものではない。少しずつサインを出していって、ターゲットが警告されていることに気がついて引いてくれれば良しとすることだってあるのだ。
・彼らは、常に相手を疑ってかかるはず。それが日常なのだから、信用されるよりも疑われない方が重要なのだ。
・突っ張って、粋がってみる。若さの特権だし、その動機がはっきりと表明できない気恥ずかしい理由の自分探しだっていい。ただし、時として尖ったままの心は、取り返しのつかないトラブルに巻き込まれかねない危険性を孕んでいるということを覚えておいてもらいたいのだ。
・ダークサイドにはいろんな意味合いがあるが、大きく二つ。うまくいかないことを誰かのせいにするか、自分の無力のせいにすること。
・もっと効率のいい変化をするには、「世界を変えるよりも自分を変える方が簡単で、費用対効果も燃費もいいはず」と思うこと。
・どんな環境であっても、成り上がったり、勝ち抜いたりするやつらが生まれてくる。スラム街や紛争地であっても同様である。そんな連中は、とりまく環境ではなく、自分を変えてきたのだ。
・世の中で起きている殺人の多くは依頼と実行という二つの作業を一人で実行する。だからそのハードルは高く険しいのだ。
・人を殺す「動機」の大きな要素、それは「金」である。金のために人を殺す。
・取り調べの人数を減らそうとする考えが、現場で犯人を減らすために殺すことにつながっているのだ。つまり、取り調べや調書を取るのが面倒だから殺していることを示しているのである。
・胃袋と巾着袋(財布)を掴まれると、人間は「大変お世話になった相手、恩人」と認識する。そのため、その人=ボスの支配下に入ってしまうのだ。
・独裁国家や軍事国家では、警察権力や軍の力が強すぎて、裏社会的な勢力はきわめて脆弱。アンダーグラウンド・マーケットのブローカー的な連中が大半になってくる。
・オピオイドも例外ではなく、深刻な薬物依存を引き起こすことがわかった。それでも流通し続けた。しかも処方されるのは、ちょっとした怪我での痛み止め程度である。これまでにドラッグに無縁だった人たちは、疑うことなく自ら中毒者になっていったのだ。こうして全米に多くのオピオイド中毒者が誕生したのだ。
・誤認による理解の生み出す結果はろくなものではない。
・その市場が一定程度の成熟を迎えているのがわかる。ポイントは広告があること。ライバル店があれば、競争が生まれるので広告も必要になるということなのだ。
・地元の人もそこに観光客がいるのは百も承知である。となると、そこの集まってくる地元の人は偶然の出会いを楽しむ親切なギリシャ人ばかりだろうか。そんなわけはない。そう考えてしまう人は何がしかの犯罪被害にあいやすいと思う。普通の住人だったら、観光客で溢れかえっている場所に行くなんて、用事があっても避けるだろう。わざわざそんな場所に来るということは目的があるのだ。
・特に必要のない交流は時間の無駄である。
・リスクのあることをやる人たちというのは、きわめてシンプルな動機で動くことが多いのだ。逃げるための理由なんていくらでも考えることができるが、考えない。人を突き動かすものに多くの言葉は必要なのである。麻薬ビジネスに関わるものの頭の中にあるのは金だけ。
・カルテルにとって暴力は手段のひとつであって、必ず行使しなければならないものではない。少しずつサインを出していって、ターゲットが警告されていることに気がついて引いてくれれば良しとすることだってあるのだ。
・彼らは、常に相手を疑ってかかるはず。それが日常なのだから、信用されるよりも疑われない方が重要なのだ。
・突っ張って、粋がってみる。若さの特権だし、その動機がはっきりと表明できない気恥ずかしい理由の自分探しだっていい。ただし、時として尖ったままの心は、取り返しのつかないトラブルに巻き込まれかねない危険性を孕んでいるということを覚えておいてもらいたいのだ。
・ダークサイドにはいろんな意味合いがあるが、大きく二つ。うまくいかないことを誰かのせいにするか、自分の無力のせいにすること。
・もっと効率のいい変化をするには、「世界を変えるよりも自分を変える方が簡単で、費用対効果も燃費もいいはず」と思うこと。
・どんな環境であっても、成り上がったり、勝ち抜いたりするやつらが生まれてくる。スラム街や紛争地であっても同様である。そんな連中は、とりまく環境ではなく、自分を変えてきたのだ。
タグ:丸山ゴンザレス
『なぜ僕は、4人以上の場になると途端に会話が苦手になるのか』 [☆☆]
・人間の脳は3人のコミュニケーションまでは処理できる。けれど、4人になると多くの人が処理能力を超え、「3」と「4」の壁にぶつかってしまう。
・5人でも、6人でも、10人くらいまでなら、脳からすると4以上はほぼ同じ。
・「しゃべりだすと止まらない」人は何となくイメージできると思いますが、その反対、「黙りだすと止まらない」もまた起こりうるのです。
・古い脳を活性化させるのは簡単で、否定語を発したり相手を傷つける言動を取ったりすれば、相手の古い脳のスイッチは一気にオンになります。
・居心地の悪さを感じるのも、感情をつかさどる古い脳、大脳辺縁系です。
・悪口を言うと、言った本人の「古い脳」が活発になって、どんどん新しい脳が抑えられて感情的になり、「たまに話したかと思えば、人の悪口しか言わないやつ」と思われてしまいかねません。
・新しい脳である前頭葉は、言語をつかさどる器官だけあって、話している言葉の主語をきちんと認識することができます。古い脳である大脳辺縁系ですが、なんとここでは「話の主語」が認識されないのです。
・他人のことを言っているにもかかわらず、古い脳は「あれ? これって自分のことを言われているのかな」と判断してしまうのです。つまり、悪口を言うと、他人のことを言っているのに、脳は自分のことを言われていると感じてしまう。
・手のひらには無数のツボがあり、グーパーすると瞬間的に脳の血流量を上げることができます。
・日常のちょっとした動作を利き手と反対の手でやってみる。ほんのちょっとの違和感を覚えるだけで、いつも使うのと逆側の前頭葉が刺激され、鍛えることができるのです。
・「頭が疲れてきた」なんていいますが、これ、室内の二酸化炭素濃度が原因の可能性大です。なぜなら、大気中の二酸化炭素濃度が2500ppmを超えると、前頭葉の機能は低下し集中力が落ちてしまうのです。
・紅茶を飲んだあとに、被験者の脳の血流量がものすごい勢いで上がりはじめたのです。
・紅茶にレモンを入れると、古い脳が抑えられて、新しい脳がより活発になる最強の飲み物ができる。
・5人でも、6人でも、10人くらいまでなら、脳からすると4以上はほぼ同じ。
・「しゃべりだすと止まらない」人は何となくイメージできると思いますが、その反対、「黙りだすと止まらない」もまた起こりうるのです。
・古い脳を活性化させるのは簡単で、否定語を発したり相手を傷つける言動を取ったりすれば、相手の古い脳のスイッチは一気にオンになります。
・居心地の悪さを感じるのも、感情をつかさどる古い脳、大脳辺縁系です。
・悪口を言うと、言った本人の「古い脳」が活発になって、どんどん新しい脳が抑えられて感情的になり、「たまに話したかと思えば、人の悪口しか言わないやつ」と思われてしまいかねません。
・新しい脳である前頭葉は、言語をつかさどる器官だけあって、話している言葉の主語をきちんと認識することができます。古い脳である大脳辺縁系ですが、なんとここでは「話の主語」が認識されないのです。
・他人のことを言っているにもかかわらず、古い脳は「あれ? これって自分のことを言われているのかな」と判断してしまうのです。つまり、悪口を言うと、他人のことを言っているのに、脳は自分のことを言われていると感じてしまう。
・手のひらには無数のツボがあり、グーパーすると瞬間的に脳の血流量を上げることができます。
・日常のちょっとした動作を利き手と反対の手でやってみる。ほんのちょっとの違和感を覚えるだけで、いつも使うのと逆側の前頭葉が刺激され、鍛えることができるのです。
・「頭が疲れてきた」なんていいますが、これ、室内の二酸化炭素濃度が原因の可能性大です。なぜなら、大気中の二酸化炭素濃度が2500ppmを超えると、前頭葉の機能は低下し集中力が落ちてしまうのです。
・紅茶を飲んだあとに、被験者の脳の血流量がものすごい勢いで上がりはじめたのです。
・紅茶にレモンを入れると、古い脳が抑えられて、新しい脳がより活発になる最強の飲み物ができる。
タグ:岩本武範