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『小林宏明のGUN講座 ミステリーが語る銃の世界』 [☆]

・アメリカの銃器専門家によると、リボルバーをピストルというのは間違いだそうだ。ピストルは語源が中世ヨーロッパにあり、一対一の決闘に使用された単発式のものをおもに言い、すでに死語に近いという。

・現代では、片手で撃てる小火器をハンドガンと総称し、連発式の中でシリンダーに弾薬を装填するものをリボルバー、いわゆるオートマチックをセルフ・ローダー(self loader)と言うのが正しい。

・ホルスターは携帯のしやすさ、抜きやすさ、落ちにくさ、安全性など、さまざまな点を考慮して作られなければならず、ただ拳銃をおさめられればいいという時代はとうにすぎている。

・警官たちは、厳寒の中でも拳銃を抜く必要に迫られることがあります。そんな時、金属製のリボルバーやセミ・オートマチックでは、いくらグリップに木やゴムを使っていても、手の皮に張りつくほど冷たい金属にまったく触れないではいられません。しかし、プラスティック製なら、手の皮が張りつく心配はまずしなくてすみます。

・グロッグ17は680グラムほどです。軽量であるということは、女性にも扱いやすいということで、女性警官が多いアメリカの多くの警察に受け入れられたのも納得できます。

・パラベラムというのは、ラテン語の格言"sivis pacem, para bellum"(平和を欲するなら、戦争に備えろ)から取ってきた言葉です。

・拳銃で撃たれた人の80パーセント以上は即死しません。ほとんどがショックと出血多量で徐々に死んでいく。

・銃器の製造会社は、金属の銃身の中に溝を彫るのに、ひじょうに堅牢で切れ味のよい工具を使います。しかし、どんなに堅牢でも刃は摩耗します。それで、銃身内には、毎回ほんの少し違った溝が彫られていくのです。

・「ダブルオー」は、"00(ゼロふたつ"のことですが、文字でつづれば"double-ought"となります。



小林宏明のGUN講座―ミステリーが語る銃の世界

小林宏明のGUN講座―ミステリーが語る銃の世界

  • 作者: 小林 宏明
  • 出版社/メーカー: エクスナレッジ
  • 発売日: 2002/05
  • メディア: 単行本



タグ:小林宏明
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